国家危機への全力投球
医療崩壊の実態が遂に報道されるに至りました。 重症者数は過去最多などの現実を背景に、災害レベルの非常事態の到来を告げられた国民は衝撃を受けております。 東京五輪が阻害してきた国家危機への全力投球が今こそ求められるのです。
東京五輪とコロナ感染爆発は関係ないとなどと発言する指導者は最早失格です。 東京五輪が阻害してきた国家危機への全力投球が今こそ求められのです。 自宅療養者対策として福井県が実施した「野戦病院」の建設などを手始めに日本国の総力を結集した対応が急がれます。
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お届けした東京五輪の総括について、経済界出身の親しい知人からいただいた激励のメッセージを下記共有させていただきます。その内容の広さ、深さ,そして高さに感銘を覚えております。 フクシマ事故事後処理及びコロナ危機への全力投球を妨げてきた東京五輪の罪深さについて余すところなく喝破されております。
記
Sent: Thursday, August 12, 2021 7:48 AM Subject: 東京五輪の総括
村田様
様々な問題を孕んだ東京五輪2020がやっと終わりました。 「大事故にならないで無事終わってほっとしている」と云うのが正直なところです。 というのは、村田様が何度もご指摘のように、開催そのものに国民の8割以上が「NO」と云っていたにも拘わらず、IOC並びに東京五輪村の住民が国民の命の危険も顧見ず、強引に突っ張って挙行してしまったものですから、全てに無理がありました。
全ての誤りは安倍晋三の「アンダーコントロール」と云う虚偽発言から始まりました。 その後「新国立劇場建替えのデザイン問題」、「エンブレムの盗作問題」、「五輪招致を巡る贈収賄問題」、「五輪相の不適切発言による辞任」、「森喜朗の女性蔑視発言問題・後任を川淵三郎氏としようとした密室人事問題」、「聖火リレー参加者多数が辞退」、「開閉会式作曲担当責任者の過去のいじめ発覚問題」、「開閉会式のディレクターがユダヤ人大量虐殺をパロディにした動画を作成していた問題」・・・・・
まだまだあります。「経費をかけないコンパクトな五輪」がうたい文句だったはずが、当初予定した1兆6千億円だったものが、1年延長に伴う経費も含めて4兆円を超えることが確実視されています。 これはすべて国民の税負担になるのです。数え上げればきりがないのですが、この五輪はまさに不祥事、トラブルのオンパレードで呪われた五輪でした。
最高責任者の「アンダーコントロール」という嘘が、その後の不祥事・トラブルの全ての源泉だと思います。 ここまで汚れた五輪の舞台では「大量の国内外のアスリートや関係者が新型コロナウイルスに感染しないか」と心底心配していたのですが、そこまでの事態にならなかったことで冒頭の「無事終わってほっとしている」気持ちになった次第です。
村田様におかれましては、五輪開催そのものの意義に疑問を呈し、「開催にNO!」を突き付けてこられました。 お蔭様で我々は様々なことを学んできました。 「IOCという団体が高い志を持った善意の公共機関機関などではなく金儲けを第一の目標とする低レベルのスポーツ興行団体に過ぎない」ことや、「会長を含めこの団体を牛耳っている連中は一泊3百万円もする一流ホテルに宿泊する貴族集団である」ことや「彼等はIOCが掲げる社会的格差や差別を否定する」高邁な団体とは真逆の尊大なうさんくさい連中だということも分かってきました。 全て村田様がご指摘の「倫理観の欠如」に起因する問題だと思います。
現政権はコロナ禍のような、大きな危機にはとても対応できない脆弱な政権であることも分かりました。 「呪われた五輪」を徹底的に総括しなければなりません。果たしてできるでしょうか。
村田様の「五輪開催にNO!」をつきつけてこられたた精力的な御活動には心から賛同し、お礼申上げます。 有難うございました。
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