小池都知事宛メッセージをお届けいたします。
22日、日本テレビで木村太郎氏が「野戦病院」の必要性については既に1年前に認識が広まっていたのに、いまだに進展が見られないとは何たることと慨嘆しておりました。
都の担当部局では検討もしていないと報じられておりますが、モーニングショーで玉川氏はこれは法律違反だと指摘しております。
皆様の御支援をお願い申し上げます。
村田光平
(元駐スイス大使)
観戦の危険性(参考情報) 引用元:小池百合子都知事宛メッセージ
そもそもパンデミックの中での五輪開催は尾身会長も普通はあり得ないとのお考えでした。 開催を強行した結果の医療崩壊を前にしてのパラリンピック開催は本来あり得ないことです。 市民社会は懸命にその中止を呼び掛けております。 児童の観戦が論議されておりますが、参考情報をお届けいたします。
《今年6月から7月に開催されたサッカー・ヨーロッパ選手権で、イギリス政府は、新型コロナの感染対策の効果を実証するため大人数の観客を認めました。保健当局が、20日、公表した調査報告書によりますと、ロンドンの競技場で行われたあわせて8試合の観客およそ35万人のうち、競技場とその周辺でおよそ6400人が感染したとみられ、このうち、地元イングランド代表が勝ち進んだ決勝戦で3404人が感染したとみられるということです。》
《コロナ対策の「野戦病院」の世界の事例を紹介したい。英国の「ナイチンゲール病院」である。英国は、昨年3月にロックダウンを実行したと同時に10日間程度で、国内の医療体制を新型コロナ用にシフトした。その時に全国に設置したのが、コロナ専用の仮設病院である「ナイチンゲール病院」であった(第277回・p2 )。 英国の保健・社会福祉省は、この病院の設立費用に約2億2000万ポンド(約300億円、2020年6月10日換算)の予算を組んだ(Health Service Journal)。 「ナイチンゲール病院」は、複数設置されたのだが、まず最初は2020年4月3日、ロンドンにて開院した。エクセル・ロンドン・コンベンションセンターという国際会議場に、当初は500床、感染拡大に応じて4000床に拡大できる、その時点で世界最大の重症患者収容施設であった。》
一層の御健闘と御健康をお祈り申し上げます。
村田光平 (元駐スイス大使) |