神宮外苑の1000本の樹木を救うため楠村様の署名活動の反響については報告させていただきましたが、いずれも大変示唆に富むものでした。
市民社会の潜在力に勇気付けられております。
本日楠村様から改めて下記所感が寄せられましたので共有させていただきます。
《日本に陰湿な虐めが横行し、通り魔による殺傷事件が相次ぎ、そして未成年の子らを始め、自らの命を断つ自殺者が後を絶たないのは社会が人々を締め付け過ぎているからだと感じます。それは、人々が互いに自由に自分の意見を言えない、言わない方が面倒じゃないなどと考えて自分たちの心の声に沈黙を強い、納得いかない従順を強いるからだと、だからそれがある日爆発するのだと考えます。
東京は特に閉塞感に満ちていると、帰国する度に感じます。
私は、今回の神宮外苑の樹木伐採の決議の見直しを求める活動は、大切な樹木の命を守る事はもちろん、人々をそう言った社会から解放する事にも繋がると信じています。
日本の人たちは便利の代償に自由を奪われてきました。内なる声を抑えこまされてきました。自由などないのに、自由だと思わされてきました。そろそろそれに気づいて本当の自由を手に入れ享受する時ではないかと思います。そうしたら日本の社会はもっと互いの愛に溢れた自由で健やかな社会になると思います。》
「神宮外苑の1000本の樹木伐採に強く反対します」
https://www.change.org/Save-1000trees-jingugaien-tokyo ネットでは発信者の Kopp Rochelle さんが、 <26000署名を突破!小池百合子都知事に樹木伐採反対のメッセージを届けよう!
署名の立ち上げから間もなく26000署名を超えました!>と報告されております。
皆様のさらなるご支援をお願い申し上げます。
その後の反響をお届けいたします。
(その1)
長谷川晃大阪大学名誉教授から
素晴らしい運動です。頑張ってください。
(その2)
神宮の森の開発計画は、多くの先人達の思いで育ててきた樹木、一部の人間の考えで、100年の樹木達の歴史を簡単に捨ててしまう事に憤りを覚えます
(その3)
「核融合発電」の正当化といい、甲状腺がんで亡くなられた飯舘村の長谷川健一さんの訴えといい、全てが国の巨悪による隠蔽の内に進行していた事実が暴かれた感がします。
また、神宮外苑の1,000本を数える貴重な木の伐採も、自然破壊を都が承認したとは狂気の沙汰としか思えない。この木材で第二国立競技場でも建てようというのか?
NHKTVでニュースの際に東京都のビル群が映されますが、緑の無い人類の巨大な墓場としか見えません。これに超高層の2棟の墓石を加えるなど、もっての他です。
国と都の為政者の愚弄な策、異物を後世に遺すのは、後々の世代にとっても迷惑以外の何物でもない。
(その4)
ハラリ氏の言葉「今や人間は生態系崩壊の危機に直面している」「経済成長はグローバルな生態系を救うことはない」、
この警鐘をしっかり受け止めるべきですよね。
加藤さんの「縄文人の有していた生命力、エネルギー、本能力、五感、六感、直観力、ヒラメキを現代に蘇らせる」、この縄文精神を多くの人々に共有して欲しいです。
心ある市民の活動に望みを託しています!
(その5)
ツイッターなどで発信するとき都知事にメッセージを届けましょう。
なぜなら、来月3月に神宮外苑再開発計画の内容を判断して、最終的に決定を下すのは小池百合子都知事だからです。
引き続き皆様の御支援をお願い申し上げます。
村田光平
(元駐スイス大使)