ウクライナ危機がもたらし得る世界の一新については下記の諸点が注目されます。
1. プーチン大統領が核兵器をいつでも使用できる状態に置いたことで核廃絶は理念の域を脱して人類の現実の追及目標になったこと
2. 原発が所在国に向けられた核兵器であることが立証され、脱原発の必要性が世界的規模で認識されるに至ったこと
3. 国連常任理事国のみに認めらている拒否権問題を含む国連改革、福島事故の放射性汚染水の海洋流出を当初から容認するなど原発推進に前向きな国際原子力機関(IAEA)の改革が不可避になったこと
これらの問題を取り上げる場としては国連倫理サミットもその候補に挙げ得ると思われます。
また、ドイツ在住のグローガー理恵様から示唆に富むメッセージが寄せられましたので共有させていただきます。
皆様のご指導をお願い申し上げます。
村田光平
(元駐スイス大使)
ウクライナ危機 引用元:グローガー理恵様からのメッセージ
村田光平先生
いつも貴重な情報を発信しつづけて、私たちに思考する機会を与えてくださっている村田先生に深謝申し上げます。
IWJの岩上安身氏のウクライナ危機に関する情報、興味をもって拝読させていただきました。 第3次大戦が起こるかもしれない危機に瀕している、ヨーロッパに住む者として、私は、できるだけ様々なソースから情報を入手して、どのソースが正確な情報を発信しているのかを考慮するように努めています。 つきまして、ウクライナ危機の中、ドイツでどんな事が起こっているのか、私の憂慮していることをできるだけ簡潔にまとめ、原稿を書いてみました。 反ロシア人の動きは、すでに、ドイツで起こっています。 原稿はちきゅう座に掲載されてありますので、もしよろしかったら、ご覧になってみてください:
http://chikyuza.net/archives/117966
一日もはやく、先生がお元気になられることを願ってやみません。 どうぞ、くれぐれもご自愛なさって、私たちを励ましつづけてください。
グローガー理恵 |