先日、鷺高同期会世話人会で一緒している田村くんから電話で「日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会の切符があるのだけど行きませんか」とのお誘い。
「どうして僕に」と聞くとブログを見ていてクラシック音楽が好きそうだからと
喜んで伺うことにして「料金は?」と聞くと、諸々の事情で要りませんとのこと。
郵送で送られてきたチケットを見ると3月4日サントリーホール、指揮は“コバケン”こと小林研一郎 ピアノは若手の金子三勇士 演奏曲目はベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」とリスト:ピアノ協奏曲第1番 しかも驚くことにS席が2枚
エッ、1月は東京文化会館で「トスカ」を生涯初めてS席で鑑賞し、またまたサントリーホールのS席、どういっためぐり合わせ???
取り合えずは、予習として手持ちのレコードでリストはアルゲリッチ、ルービンシュタイン、ミケランジェーリ、リヒテルの4枚、ベートーヴェンはトスカニーニ、ガーディナー、カラヤン、ショルティ、フルトヴェングラー、ベーム、バーンスタイン、ヴァントの8枚をじっくりと聴きこみました。この感想はまた別の機会に
準備万端昨日、家内といそいそと赤坂のサントリーホールへ行ってきました。
開演40分前にプレトークと称して「本日の聴きどころ」の解説が。そういえばトスカの時もありました。最近の演奏会では流行りなのかな?
座席は、1階16列11・12番 中央よりやや左、ピアニストの手がよく見える絶好の位置
リストの超絶技巧を視覚的にも充分に堪能できました。
それにしても指揮者コバケンの大振りなアクション、ソロパートの演奏者と対で会話しているような振りや聴衆にはここぞ聴きどころですよと、客席に上体を半身振りむいてのアピールなど曲のパート・パートを丁寧に解説しているような所作、レコードでは味わえない生の醍醐味を楽しめました。
それと気が付いたことは、楽団員に女性が多いこと、コントラバスは大きさからして男性の楽器だと思っていましたが、8人中4人が女性、第一ヴァイオリンは16人中11人、ヴィオラに至っては12人中10人が女性でした。
女性の社会進出が取り沙汰されている昨今ですが、音楽界は実力の世界、一歩先んじているのかもしれませんね。
田村くんには感謝、感謝の一日でした。