いつものように５時に起きて日課の筋トレを始め、最後のストレッチをするため床に寝ころんだ時、ベランダのガラス戸を通して冴え冴えとした冬の夜空にくっきりと金星と三日月が見えます。
急いでストレッチを終わらせベランダに出ると、月を挟んで金星との反対側にまるで三日月と向き合い対話をするように小さな星があります。
これはシャッターチャンスとばかりに一眼レフカメラと三脚を用意して撮影開始
最初に300㎜の望遠レンズで構えてみたのですが、離れ過ぎていて三つの被写体が入り切りません。慌てて200㎜にこれでもダメ、ようやく135㎜で枠内に収めバッチリ。



　そうこうしていると東の空が白み始めて来ました。それならば全体の朝の雰囲気をと35mm、28mmと付け替えて撮影していたのですが、気が付くとその小さな星が朝空の明るさに紛れて見えなくなってしまいました。




　月と金星はまだ昇らぬ太陽の光を浴びて煌々と輝いているにもかかわらず、一方その太陽の光に負けて消えてしまう星も、何か人間社会の縮図を見せられたような気になりました。

　因みに、そのはかない小さな星はネットで調べるとスピカといって一等星、おとめ座で最も明るい恒星のようです。