運転免許の「高齢者講習」に行ってきました。
講習に行って分かったのですが、過去一定期間に違反歴がある人が免許更新の半年前に受けるものらしく、合格しないと免許の更新はできないが、合格するまで何度でも受けられるという制度だそうです。
受からなかったら自主返納しろという催促のようです。
検査・講習科目は「運転技能検査」「認知機能検査」「高齢者講習」の3科目です。
第一の難関は「認知機能検査」一回に4枚のイラストを見せられ、それぞれの品名と属性がヘッドフォンから知らされます。例えば「フライパン 台所用品」「タケノコ 食物」・・・というように4回に分けて合計16枚。
それだけなら何とか憶えられるのですが、その後、羅列した数字から決められた数字3つにチェックを入れる作業を二回させられて、さあ本題。
「先ほど憶えた品名を書き出してください」
八つまでは難なく書き出せたのですが、残り八つが出てきません・・・
「はい、時間です」「次は、属性を出しますので、その下に品名を書いてください」
これだと難なくすらすらと書き出せ12個ほど書いたところで
「はい 結構です」で終了しました。
講習終了後に渡された「認知機能検査結果通知書」には
「認知症のおそれがある」基準には該当しませんでした。と書かれており、ひと安心
それにしても、最近自覚はしていましたが「物忘れ」のひどさを再認識させられた一幕でした。
ここからは自慢話になりますが、「運転技能検査」
10年前にこのサイトに「一念発起 65歳の挑戦」で書きましたが、中型二種免許を取得するためこの運転試験場で20回も受験し、コースの隅から隅まで熟知しています。ただ先ほどの認知検査でも証明されたように物忘れが進み、どこまで覚えているかが問題です。ただ試験の要領は分かっているつもりでした。
https://yarouyo.jp/readbinder.php?bno=60 重要なポイントは二つ、「安全確認」これでもかというくらい首を振って左右とサイドミラー、バックミラーを見る。それとメリハリを利かせたアクセル・ブレーキ操作とはいっても急加速・急ブレーキは厳禁。
それと二種免許とは違い、鋭角コーナーの切り返しなど難しい課題はないので難なくこなしてハイ終了。
試験車を降りると、採点していた試験官とは別の後部座席に居た試験官が近寄ってきて小声で「完璧でした。今でもタクシーに乗っておられるのですか」
一瞬何を言っているのか戸惑いましたが、資格が「中型二種免許」からだなと気が付き「趣味で取っただけで営業運転の経験はありません」と言いながら自尊心をくすぐられニッコリ。
結果「運転技能検査受験結果証明書」には100点が記されていました。
試験コースは、十年前と変わっていませんでしたが、隣接する試験教室や事務室などあった複数の建物は一棟の近代的ビルに統合され、替わりに無料だった駐車場が一日千円の有料駐車場になっていました。
近代的な庁舎
10年前の試験で散々な目に遭った中型バス(奥から二台目)
電子化された受付ロビー
各自が端末を操作して申請書を作成