先日、新宿に所用で出かけた帰りの時のことです。

　ご存じのように渋谷駅・新宿駅は大改装中で、行く度にホームからの階段の位置や地下通路が変り戸惑わされます。ただハチ公口から田園都市線・半蔵門線へ向かう下り階段は元のままで、今の新設された階段に比べかなりの急勾配なのです。
その階段を下りながら、ふと頭をよぎったのが『もしここで膝関節を痛めている右足の踏ん張りがきかなかったら、前を行く人を巻き込んで大惨事になるだろうな・・・』でした。
この階段は昔から利用しており、そんなことは一度たりとも思ったことはありませんでした。

　これって自己防御本能？
体力、特に下半身の衰えを感じ自ら注意を促しているのかもしれません。だからと言って２０ｍ先の下りエスカレーターに乗り遠回りするのも面倒と考えてしまう、あと数日で７６歳を迎える後期高齢者でした。

　なんで、あの急階段に手すりがないのだろう。