先日、ある会合で知り合った友人から「自然科学に興味ある?」と渡された本。
奥付を見ると、その友人本人が十数年前に執筆した本でした。
書籍のタイトルは「いのちの起源への旅 137億年」

自然科学系の本を読むのは、もしかしたら学生時代以来かな。特に最近はもっぱら社会科学系と人文学系ばかりだったので、新鮮な領域に踏み込むようなワクワク感で読み始めました。
我々ホモ・サピエンスが地球上に登場したのが、約20万年前のアフリカ。
その祖先の原人(げんじん)は同じアフリカで250万年前に出現。その原人の祖先の猿人(えんじん)はチンパンジーの祖先と共通で、600万~700万年をかけて進化してきたとのことです。
それだけでは終わらず、地球上に生命が誕生して40億年、地球が太陽系の惑星として誕生して46億年、そして137億年前の宇宙の始まりまで遡っていきます。
それを単にその状況や現象を辿るだけでなく、その進化の過程を科学的に何故そうなっていったかの仕組みを素人でもわかる言葉で科学的に説明してくれているのです。
これまで細切れに漠然とは知っていましたが、順序だてて科学的に説明されるとその壮大さと巧妙さに感心しきり、興味津々というところです。
ここ数年、朝日カルチャーで月に2回受けているクラシック音楽講座でも、今まで知らなかった音楽の構造や作曲の背景から、これまでとは違う楽しみ方を知り、若い時にもっと勉強をしておけば良かったなと後悔しきりでしたが、同様に自然科学の勉強もしておけばよかったと悔やむ日々です。
まだ間に合うかな?