法然上人の大師号
大師といえば「お大師様=弘法大師(空海)」をお思い浮かべるかもしれませんが、他にも大師号を諡号されている高僧は多くおられます。 大師号とは、徳の高い高僧に朝廷から贈られる名のことであり、法然上人の生前の徳を讚えて、滅後480年余に朝廷より賜った大師号は、500年遠忌の行なわれた宝永8年以降、50年ごとに加謚される習わしとなり、現在までに八つの大師号を賜っています。 大師号を加謚されている方は黄檗宗の隠元禅師と法然上人意外におられません。それも隠元禅師は二回だけです。
円光(えんこう) 大師 1697年 東漸(とうぜん) 大師 500回忌 1711年 慧成(えじょう) 大師 550回忌 1761年 弘覚(こうかく) 大師 600回忌 1811年 慈教(じきょう) 大師 650回忌 1861年 明照(めいしょう)大師 700回忌 1911年 和順(わじゅん) 大師 750回忌 1961年 法爾(ほうに) 大師 800回忌 2011年
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