ポピラー討論会 [鷺高新聞 第80号より]
ポピラー討論会開く 結論に至らず散会 11月16日、3時30分から地学室に於て、〝ポピュラー音楽に関する討論会〟が開かれた。 これは今年の一年生の間でも、なぜ我校には軽音楽クラブがないのかの声が多く聞かれたため、執行部が主催し行なったもの。 我校の音楽講師である宮本先生を始め、参考意見をお聞きするために手島先生、向坊先生、篠原先生に御出席を願った。開会宣言に続いて宮本先生がその要旨を述べられその中で、「音楽は浸透性がきわめて強い。人間は低俗に走り易い。学校ではより高いものを求めるべき」などの点について激しく議論が戦わされた。これより前に、直通電話の投書があげられ、「私達が音楽を聞いて楽しければそれで良いではないか」「ポピュラー音楽に芸術性はないが、楽しみの点ではポピュラーだ。だが学校で、この楽しみやレクレーションをどこまで認めるかが問題である」また放送部からも、「ある程度学校内に於いてはレクレーションが必要である。そして放送部が昼休みにフォークソング程度を流すのは良いではないか、またクラシックは技術的に不可能である」など活発な意見がでた。 しかし、一・二時間では結論を出すには至らず、今回は結論を出さずに散会するに至った。
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