長年の要望、やっと叶う! [鷺高新聞 第83号より]
ポピュラー認められる 文化祭での演奏許可
今年の文化祭では〝ポピュラー音楽〟を行うことが許可された。これは6月22日の職員会議で決まったことだ。昭和31年以来我高では校内でポピュラー音楽を演奏することを禁じていたがこれからは文化祭に限り許される。しかし曲の選択については文化祭実行委員を中心に宮本先生を交えて行なわれる。 これに先立って20日、去年同様地学室でポピュラー討論会が開かれた。これは6月8日に行なった立合演説会の時の会長の公約によるものだ。しかしこの討論会に文化祭実行委員の考えているフォークソングがからみ込み、ポピュラーについて討論するのか、フォークソングについてだか全くケジメがつかず、その上芸術論までがドカッとすわりこみ話は少しも進展しなかった。また話が込み入ってくると議長の存在が薄れてしまい度々議長の不手際を非難する声があがった。今回は去年に続き二回目だけに去年の中心となって活躍した現三年生の考え方がしっかりし、この上に三年という地位もあってか確固とした態度で話し合い、先に宮本先生の掲げた五項目までが何かとヤリ玉にあげられ中に「人の心は低い方に流れ易いというが昔から我々はポピュラー音楽を聞いてきたにもかかわらず低くなっていない、また他の有名校ではポピュラー音楽を流しているのに低俗化していない。」などの意見もあった。今回は文化祭でフォークソングを行うこともあってか去年の倍近くの人が集まったが発言する人はほんの5・6人で前回と同じく単なる言い合いで終わった。
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