多かった候補者
今後の活動に期待が! 役員やる気十分 いつになく多数の候補者を迎え生徒の関心を集めて、盛況の内に39年度前期生徒会役員が決定した。 。
今回の選挙がこれはほど盛況たった理由は、選挙管理委員会が、非常に自主的な活動をしたということにあるのではないだろうか。昨年の活動と比較してみると、飛躍的な活動をみせたということは確かである。
今回の選管委員長である成瀬和行君(2-4)は、かなり早くから準備を進め、例年の候補者倍率低下を何とか打破しょうと、各クラス最低7名の候補者を必ず出すことを強制した。
その結果、若干候補者を出さなかったクラスもあったが、19日締切までに総数28名という多数の候補者を迎えることとなった。中でも副会長候補者が9名(4.5倍)という高率であったことが、皆を驚かせたようであったそれにひきかえ、会長、会計監査が定員を上まわらなかったのは、残念に思われていた。せていた。
5月20日、1・3年は6時限、2年は放課後に分けて行われた立会演説会は、あい変らず自主立候補は少なかったが、それでもどの候補にもやる気充分の気迫が感じられ、いつにない活気をみせていた。ここでも、演説台の前に候補者の名前を出すなど、選管の細かな配慮がみられた。
翌21日、朝のH・Rで選管立会の元に投票が行なわれた。この時、委員長が放送を用いて説明したことは、新しい試みとして、生徒の好感を得ていた。
開票は、その日の放課後、二階の生物室において、選管のみで行なわれた。
翌22日、その結果が、正面掲示板に発表された。やはり関心の的は副会長にあったようだ。以下はその結果であるが、1年生と女生徒の多いことが、目立ち今後の活躍が期待でき詩うだ。
最後まで候補者が出ずに心配された会長は、結局信任の形で演劇部部長の青木知男君に決定した。次に彼の抱負を一言語ってもらった。
生徒会に関心を! 青木知男
私は生徒会会長となり、この重大な責任、しかし、その半面やりがいのあるこの仕事をこれから半年間やれるということに多いな喜びを感じております。
私がらなければならないことは沢山あります。そしてやりたいことも沢山あります。その中でまずやらなくてはならないことに、文化祭があります。文化祭を成功させることは、私に与えられた最も大事な仕事の一つであります。私も、そして前期役員11名はみんなはりきっています。文化祭は我々鷺高を学校内外の人々にみてもらうためのものであり、鷺高の発展を示すためのものです。〝皆さん、文化祭が高校生活最大の思い出になるようにすばらしい文化祭をやろうではありませんか〟
さて、私に与えられた、そして私がやりたいと思っている一つの仕事に、鷺高生徒1508人が生徒会に関心をもち、全員で協力して生徒会が発展する様にしたいということです。皆さん、生徒手帳をもう一度読んでみて下さい。ぞこに書かれている規約は我々生徒の心得であります。――第1章、第3条『本会は本校全日制生徒全員でこれを構成する。』――皆さん皆さんは、一人一人が生徒会会員なのです。生徒会は我々役員11名だけのものではありません。そして、我々11名だけでこの生徒会の仕事をさばき、生徒会を運営することはできないのです。皆ざんには、生徒会に対して1508分の1ずつの責任があります。その非常に少ない小さな責任を果たした時、この鷺高生徒会は今までにない発展をするでしょう。
我々前期役員は、この重大な責任を果たしたいと思ってます。その為には皆さんの協力が必要です。生徒会は何のためにあるのか、生徒会はどんなものか、もう一度考えてみてください。皆さんも、少なくとも1508分の1ずつの責任を果たしてください。生徒会は生徒全員で運営し、生徒全員の利益のためにあることを自覚して!(新生徒会長)
このように、今年度前期の執行部役員達は、前年度にも増してやる気があるように思われ、非常にたのしみです。役員の一人一人を見ると、すでに球技大会も開始されており、ほっと一息という感じもするが、しかし、前期最大の目標であるところの文化祭をひかえて忙しくなるのは一学期後半から二学期にかけてで、実力発揮はこれからである。しかし会長も言うように、執行部だけで生徒会を盛り上げられるものではない。やはり、全員一致協力してこそ生徒会の本当の意味でもある。新しい執行部に期待している人も多い。ぜひがんばってほしものである。