会長は西留君に
―多かった立候補者― 5月20日、昭和40年度前期執行部役員及び会計監査の選挙が行われた。信任投票であった会計監査を除いてあとは、会長候補3名、副会長候補10名、書記候補7名、会計候補5名といういつになく多くの立候補者を出し、特に副会長は5倍という競争率で我々生徒を驚かせた。これは1年生が強制的に各クラス2名の立候補者を出させた選挙管理委員会の力もあったが、やはり生徒が生徒会というものに関心を示したということになるのではないだろうか。
立合演説会は1・2年生が15日、3年生が19日に行われ、1・2年生は立合演説会と選挙日が離れていたので立侯補者の話したことを忘れてしまったという声も多少聞かれたが、1年生、92%、2年生、91%、3年生、73%、総合84%という高成積であった。その結果は次の通りである。
会長
西留正三 2年4組
副会長
藤川景 2年2組
村野寿生 2年5組
書 記
手島裕子 1年3組
木村寿恵 2年1組
藤生朝子 2年3組
八木あつみ 2年6組
会 計
伊藤是子 2年4組
前田英雄 2年5組
山崎篤子 2年6組
遠藤孝男 2年9組
会計監査
佐藤貢 1年2組
羽馬広行 1年2組
曽根操 1年3組
どの役員もやる気十分で、初仕事であった球技大会の一つ、バレーボールを――組合せの掲示に問題があるという声も聞かれたが――りっばになし遂げたといえよう。
そこで会長の四留君にこれからの抱負について語ってもらった。「僕達の三、四代前から今までで執行部内のムードを作り、中を固めることに成功し完成したので、僕達は関心を確実に維持し、更に執行部に対する理解を高め、要望を聞いて行きたい。球技大会が終ったら、本格的にフォークダンスに力を入れたいと思っています」
今回の選挙が活発だっただけに我々が新役員にかける期待は大きい。それを裏切らないで欲しい。
新たに文化祭実行委員長・足跡編集長が また今年度から、新たに文化祭一実行委員長・文化祭会計・足跡編集長・足跡会計が置かれ、その選挙が執行部役員と同じ20日に行われた。これは、執行部の分業化を計るためである。つまり、前期執行部役員の任期は6月1日より10月30日までなので、役員になったとたんに文化祭に追われ、文化祭が終わるとがっくりしてあとの1ヶ月はぶらぶらと過してしまうということになりかねない。そで文化祭実行委員長を置き、両方を充実させようというのである。
足跡編集長も前年度までは、副会長の仕事だったが、副会長も忙しいので、足跡編集長を置き、りっぱな足跡を発行しようということから起きた企画であるが、初めてのことだけに立候補者が少なく、全員信任投票であった。しかし彼らはこの企画の第一ページを飾るためにはりきっている。各役員は次の通り。
文化祭実行委員長
古川卓志 2年8組
文化祭会計
三浦幸男 2年3組
足跡編集長
野辺地美恵子 2年3組
足跡会計
山本圭子 2年4組
そこで、古川君と野辺地さんにそれぞれ、文化祭、足跡の抱負を話してもらった。
「〝文化祭とは何か〟校生徒がもう一度考え直してみるべきではないか。文化祭は単なる学校の祭ではないと思う・文化部等の一年間の研究の成果を発表する唯一の発表機関であるから、それをフルに活用してほしいと思います」
「全員参加の足跡を目標に関接的参加ではあるが、H・R紹介のようなもののページを増したいと思っています。また今までの寸言は、気のきいた文句のおもしろさだけに追われていたようなので、今年は、卒業生が後輩に送る言葉として載せたいと思っています」
彼らは、ファイト満々で、立派な文化祭を行い足跡を作ってくれることだろう。