いいたい放題 [鷺高新聞 第81号より]
最近鷺高の生徒は、少し活気に欠けてはいないかと思います。例えば、執行部主催による「コース制」についての討論会の時の活気のなさはどうでしょう。これこそ鷺高生である私たちの問題であり他の誰の問題でもありません。十分関心の持てることではないでしょうか。皆な自主的に困難を、切り開いて行くという意欲に欠けているのか、それともどうしようもないとあきらめているのか、全く情けない事です。「コース制」になろうがなるまいが、自分はどちらでもないなどと、第三者的におさまっているように思えます。こんな風潮は食堂にもよく現われています。あの汚らしく、漠然とした感じはどうでしょう。いつも皆様召上っていて感じませんか。あそこにお花でも飾り、テープクロスでも戴いてきれいにしょうという気になりませんか。それとも皆様は、十分感じていても、自分では言いだせないのですか。私自身にもそうした傾向があります。食堂を利用する人もしない人も、こうしたちょっとした心使いが、あれば鷺高はよりきれいになってゆくと思います。 それから、せっかく門衛のおじさんが、私たちを監督して下さるのに、「おはようございます」とも、「さようなら」とも言わない人がいます。私たちは何かの形で、おじさんの誠意に報いなければいけません。せめてあいさつぐらいは、してもよいと思います。そういう、あたりまえの事をきちんとしていかなければ、一事が万事だらしなくなってしまい(そして)礼儀もわきまえることのできない高校生となってしまうでしょう。 またクラスマッチの時でも、選手でない人は、関係ないかのように、応援もしないで帰ってしまうということが、よく見られます。このようなことでは、クラスマッチの意義が、なくなってしまうでしょう。クラスマッチというものは、選手と応援者とが、スポーツを通して、一つにとけ合うように設けられたものではないでしょうか。もっともっと、クラスマッチの意義というものを考えてみて下さい また私たちは、高校生活の目的をよく考え、青春を大いに満喫するよう、勉強にスポーツに大いに張切り、二度とこない青春を悔なく有意義に過しましょう。
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