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浄土宗の大本山の一つ鎌倉光明寺の第九世 観誉祐崇上人 (かんよゆうそうしょうにん) により、永正4年(1507)駿府に龍泉寺として開創されました。この観誉祐崇上人は、浄土宗でお十夜法要を始めれた方です。 その後、徳川家康公の側室お愛の方(西郷の局)が、天正17年(1589)5月19日逝去され、御遺骸がこの龍泉寺に葬られました。西郷の局は、2代将軍徳川秀忠公、尾張の松平忠吉公の生母でもあり、家康公没後は2代将軍秀忠公が母の菩提寺として盛り立てました。 寛永5年(1628)、秀忠公は、現在の地に大伽藍を建て、大法要を営みました。この入仏供養を機に、西郷の局の戒名から、寺名も金米山宝台院龍泉寺と「宝台院」が加わり、以来、「宝台院」と呼ばれるようになりました。 閲覧回数: 1838
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