大山下池にシナノキの花を見に行きました。散歩で行く森で菩提樹(オオバボダイジュ)が咲いたので、シナノキの花も一度見たかったのです。
どちらも、日の当たる樹冠に花をつけるので地上からはほとんど見えません。咲き終わった小花が散っているのと、かすかに感じる香り(アカシアに似た、石鹸のような香り)、それとハチたちの羽音です。まるで喜びの歌声のような。いわゆる「歌う木」ですね。
やっとみつけた花を望遠で撮り、トリミングで拡大してみました。
まずオオバボダイジュ。

お大山下池のシナノキ。

後でわかったのですが、ヨーロッパの菩提樹は別名「セイヨウシナノキ」でした。葉がハート型の日本のシナノキより、葉が丸いようです。ちなみにリンデンバウムの「lin」とはリネンのリンでもあり、繊維を意味するそうです。シナノキやオオバボダイジュも、樹皮から繊維を採るので、昔は同じように利用していたのですね。
この日はこんな珍しい(ぼくにとって)ものも。

ツノハシバミです。角のあるハシバミ、つまりヘーゼルナッツということですね。茶色の目を「ハシバミ色の瞳」なんて表現しますよね。グリコのアーモンドチョコレート発売の前、ぼくはヘーゼルナッツ入りのチョコレートが大好きでした。試しにむいてみると、確かにナッツが出てきて、噛んでみるとコリコリしていました。未熟でしたが。他の人が気づかなければ、秋が楽しみなんですが。
他の写真も。
ネムの花
スイレン
カノコガ


ネムの花は、普通のより色が濃いですね。
最後のは、例のキマダラヒカゲです。連れ合いの帽子にとまっています。人なつこいというのか、近づいても逃げないのです。サトキマダラかヤマキマダラかは不明です。