『21世紀地球社会を導くべき日本の和の精神』
講師 第12代早稲田大学総長 西原春夫先生 2013年2月9日 大隈会館
1 21世紀地球社会
(1)世界中が自然に==-・国のヘゲモニーによらずにネットワーク化される社会
(2)戦争による紛争解決ができなくなる社会
(3)必要なのは戦争によらずに紛争を解決するための理念
2 憲法9条の歴史的意義の現段階からの再確認
(1)淵源は1928年の不戦条約
(2)不戦条約を生みだした歴史的背景
(3)不戦条約を継承した国連憲章
(4)21世紀における歴史の本流を象徴する憲法9条
(5)17条憲法の再認識
3 消極型平和国家理念から積極型平和貢献国家理念への飛躍
(1)日本の平和貢献理念は「消極型」から出発
(2)武力によらない「積極型」理念の並存
(3)積極型平和貢献国家理念の実践形態
4 紛争解決=平和貢献に必要な「勝敗超克」の思想と手法
(1)優勝劣敗が対立・戦乱を生む 優勝劣敗は否定できない 超克の思想と手法
(2)「戦略的互恵関係」思想の正当性
(3)2と3の対立・相剋を防ぐ5と6という共通分母
(4)実践としての勝敗超克思想による領土問題の解決
(5)21世紀地球社会をリードすべき日本やアジアの平和思想=和の精神