森で見つけたオレンジ色の花。調べたらこれ外来種のモントブレチア。和名ヒメヒオウギアヤメズイセン(姫緋扇菖蒲水仙)、南アフリカ原産だそうだ。
3歳の孫が酒田に来るそうだ。乗り物と虫が好きだというから、まあ普通の男の子だな。女の子の孫はミミズがこわい、ダンゴムシがこわいと言って、歩くのがいやだと大泣きをしたものだ。
虫嫌いにする犯人はたいがい親だというのがぼくの持論。子どもの前で血相を変えるから子どもがおびえてしまう。世界で一番頼りにしている親が怖がるのだから、それはもう怖ろしいにきまっている。
こんど来る孫も、その母親は虫が苦手なので、せっかくの好奇心をつぶさないといいのだけれど。先日テレビで見た「テントウムシのシーソー:上に向かって歩くテントウムシの習性を利用している」などを作ってみようかとか、ペットボトルに蜜を仕込むカブトムシトラップをしかけてみようかなどと思ってはいるのだが。
ひとつ問題がある。近所に肝心の虫がさっぱりいないのだ。カブトムシはおろか、テントウムシも見えない。カメムシは触らなければ美しい虫だと教えたいが、これも姿が見えない。
ミツバチがいないとぼやいたけれど、それだけでなく昆虫全体がいないのだ。
防砂林の松を守るために薬をまいているのか、田んぼの農薬の影響か。これは困ったぞ。車で山に行くしかなさそうだ。でも熊がこわいしなあ。
全国で激減が心配されているスズメは、このあたりにはやたらにたくさんいるのに。(昆虫の激減が農薬の影響なら、スズメは別の理由なのだろう。たとえば都会には巣を作る瓦屋根の家がないからとか。)