その1:最良のシャッターチャンスは……
最良のシャッターチャンスはいつもカメラを持っていない時にやってくる。
この日の夕方もそうだった。目の前低く、茶色い大型の鳥が横切り、前方の樹の枝にとまった。例の顔なじみの(?)ノスリだった。近づいてもしばらくその場にいたので、今までで一番近い距離まで近づいたことになる。カメラがあれば。まあ、人生ってそんなものだけど。
その2:リスとニアミス
犬といっしょに森の小径を歩いていたら、松の根元から何かが跳びだした。リスだった。地上でクルミを探していたのだろう。慌てて松の木に登り始めた。このときはカメラがあった。しかし近すぎる。着けているのは望遠ズームで、焦点距離が遠いのだ。しかも止まってくれない。画像のサイズも最大に設定してある。(ふつう動物系の被写体は近づけなかったり、小さかったりするので、トリミングで拡大している。画像サイズが小さいと、画質が悪くなるから。)というわけで初めのはぼけている。いちばんよく撮れているのが、樹の幹にぺたりと貼りついたやつというわけ。
その3:斑猫(はんみょう)の粉
散歩中、久しぶりに昆虫ハンターの眼になっている。不思議なもので、テントウムシがいそうな草、バッタがいそうな場所など、感覚が覚えている。(カブトムシトラップは数個しかけたが、まだ1匹もかからない)
先日の朝、草むらに体が黒く頭の赤い甲虫がいた。ホタルではなさそうだ。大きなハネカクシ? ともかく撮影しておいた。
あとで検索すると、マメハンミョウというのがこれにそっくりだ。ただ、マメハンミョウには黄色い縦じまがあるようなのだ。ということで、こいつの正体は不明としておく。だが、これがマメハンミョウならば……。
時代劇に「斑猫の粉」という毒薬が登場する。その毒は致死量3ミリグラム。それがマメハンミョウなのだそうだ。手に触れてもかぶれるというから、例のアオバアリガタハネカクシより怖ろしい。撮影のため、連れ合いは手に載せたからぞっとする話だ。
その4:カラスに何が?
今朝、総合運動公園のサブ球場の横を車で通りかかったたら、グラウンドでカラスが横たわっていた。暑さで熱中症にでもなったのか、もう死んでしまったのかと思った。すると別のカラスが近づいてきてつついている。
以前、死んだカラスにたくさんのカラスが群がって騒いでいるのを見たことがある。仲間が死んでいるので騒いでいるのか、それとも食べ物だと思っているのか、からすではないからわからないなあと、そのときは思った。
それを思い出して、いやだなあと思って見ていたら、倒れていたカラスがムクリと起きあがった。そして相手のカラスとじゃれあい、2羽で追いかけ合うように飛んでいった。
おいおい、遊んでたのか?死んだふりか?カラスが人間そっくりに遊ぶのはよく知っているけれど、そこまでやるのか?