ラジオから流れる国会参議院予算委員会では、自民党の有村治子が、執拗に「政治家と公務員の二重国籍問題についての質問を続けています。当然、蓮舫へのいやがらせなのだろうけれど、、神社系の団体と関係が深く、一方で華僑系マレーシア人と結婚している彼女にとって、国籍問題は大きなテーマなのでしょうか。
ところで、震災の時、台湾は真っ先に支援してくれた「国」でしたが、公式の感謝の言葉は(中国への配慮から?)後回しでしたね。あるときは「国だ」といい、ある時は「国ではない」という。これも中国に配慮してです。今回は「国籍」が問題だという? 第一、日本の敗戦まで台湾と朝鮮は日本の領土で、住民は「日本臣民」とされたのです。敗戦にともなってすぐに国籍をなくし外国人としたのは、戦後補償を免れるためだったといわれています。
教え子に二重国籍の子がいました。アメリカなどは「出生地主義」ですから、アメリカで生まれただけでアメリカ国籍になり、血統主義の日本との二重国籍になるわけです。(18歳?までにどちらかを選ぶことになるのですが。)
ある女の子は、飛行機の機内で生まれたのですが、たまたまアメリカ領空だったため二重国籍になったのでした。英語は苦手な彼女が「ワタシ、アメリカ人」とふざけていました。
ある子は、白人を父親としてアメリカで生まれたのですが、離婚して母とともに「帰国」しました。複雑な手続きの問題があって、この子はアメリカ国籍しかなかったと記憶します。母が再婚した義父の養子になるためには、実父の承認が必要だとのこと。しかし現在、父親と連絡をとるのは不可能ということでした。(もしDVがからんでいたなら、このようなケースは当然あり得ます。)結局、彼女の場合は特別な措置をとってもらったと聞きました。
退職のころの職場には、国籍、人種、民族など様々な子どもたちがいて、多種多様な背景を抱えていました。もちろん、本人にはなんの責任もないのです。
ヘイトスピーチまがいの言説がが公然と発せられる今、子どもたちが不快な思いや怖い思いをしていないか、気になってしかたがありません。
気になるといえば、一時は猛烈な台風にまで成長した18号が日本海を北上しました。昨夜の予想図では山形県直撃のコース。気になって今朝4時半にラジオをつけると、のんびりと「深夜便」放送中。5時からの定時ニュースでも情報はなし。風の音がそれほどしなかったので心配はしなかったけれど、どうなってしまったのかと気になりました。
台風情報や地震の報道、たとえば特別報道をするかしないかも含めて、温度差を感じます。首都圏に影響があるかどうかで、扱いがちがうらしいと感じるのは、たぶんひがみではないはずです。首都圏を通り過ぎるとガラリと変わるのもそうですね。
温帯低気圧になった台風が夜中のうちに東北を横断したことを知ったのは、7時ごろでした。
ところで、今朝のキノコです。
この赤いキノコは、一日たつと