大山下池、上池は、冬に凍結しなくなったころから冬鳥が集まるようになったということで、ラムサール条約登録のサンクチュアリになっています。温暖化の影響かも。
水面にゴマ粒のように浮いているのはマガモです。ガーッガッガッガと豪傑笑い。近所の人はさぞかしうるさいだろうと思うのですが。

昔「ヤガモ」で有名になったオナガガモはまだ来ていないのかと思ったのですが、スイレンの群落の中で寝ているのが、もしやオナガくんたちかも。

こうして寝ていれば風に吹き流される心配はなさそうです。
カモは夜行性で昼は寝ているのだと聞いたことがあります。
反対に、白鳥は田んぼの落ち穂を食べにでかけていきます。だから、白鳥の姿はほとんどありません。しかし、山陰に1グループが翼を休めていました。

グループの中に、灰色の幼い白鳥がいます。まだみにくいアヒルの子といった風情。

想像するに、彼らは長旅から到着したばかりで、ここで休んでいるのではないでしょうか。子どもの疲労を察知して、大人が判断を下したとか。
我が家の上空を飛ぶ白鳥の群れからも、ヒナらしい幼い声が聴こえることがあります。今年の夏に生まれたのでしょう。シベリアからはるばると長距離を飛んできたものです。思わず目頭が熱くなりました。春、帰るころはだいぶたくましくはなっているのですが、到着したばかりのときは、こんなに幼いのだなあと改めて思います。

おっと、1羽の白鳥の前を、水をはね散らかしながら小さなカモが横切りました。あぶないなあ、きをつけて!