散歩から帰ると、近所の電線にカラスが結集。餌場からねぐらへ帰る途中の休憩なのでしょう。写真では映っていないのですが、混み合っているところにわざわざ割り込んできたり、隣のカラスに詰め寄っていって相手を追い出したり、追い出されそうなカラスが逆さになって羽ばたいていたりと、もうてんやわんやです。もう薄暗くなっていたので、この写真はストロボを使いました。ピカっと光ると、あたりのカラスは一斉に逃げ出し、一瞬でいなくなりました。
そういえば「近所がカラスのねぐらになっていて困っている」という人がいたっけ。懐中電灯やカメラのストロボを使っていやがらせをすれば、引っ越していくよと話してやろうかな。(東京のカラスが明治神宮や皇居をねぐらにするのは、夜間人がいなくなるからだ。カラスはねぐらの下を人が通るのをいやがるのだと聞いたことがあります。)
ところでこの写真で気がついたのですが、頭頂部がへこんでいるように見えます。日本のハシボソガラスともハシブトガラスとも違うように見えます。中国から渡ってくるミヤマガラスかもしれません。
朝、ねぐらから飛び立つ時もおもしろい。一斉に同じ方向に向か……わないのがカラスです。必ず別方向に飛ぶのがいるし、引き返してきて友だち?に体当たりするのがいたりします。
昨日は台風並みの強風が吹いていました。こんなときカラスは大喜びです。上空でサーフィンをしています。つまり風にのって浮かんだり、斜めに風を受けて滑空したり、翼をたたんで急降下したり。
ときには事故死したのか、カラスの死骸を見かけますが、明日を思い煩うことがないカ
ラスは遊びに明け暮れているように見えます。
一度報告したけれど、夏には死んだふりをしているカラスがいました。水たまりのそばに横たわっていて、別のカラスが(心配して?ごちそうだと思って?)かけよってくると突然ガバッと起き上がりました。人間なら「嘘だよ~」と舌を出すところですね。