全国的な晴れという昨日、純白の鳥海山に誘われ、再び八幡から鳥海山の林道に入ってみました。しかし、すぐに雪が深くなり、危険と判断して引き返しました。牧場がある大台野で車中で昼食です。
この近くには夏にはキャンプやバーベキュもできる家族旅行村という施設や、国民宿舎頂海山荘、猛禽類研究センターがあります。その猛禽類センターの職員が、1年前に生きたイノシシを撮影したというので、話題になっちぇいます。
箱根や湯河原の温泉宿の裏道などの路肩の土が掘り返されているのを見たことはありませんか? 箱根の明神ヶ岳など外輪山の尾根道、湯河原の幕山山頂などには大きな穴になっているところさえあります。イノシシがミミズを探して鼻などで掘り返すのだそうです。
イノシシは、雪の深い山形県にはいないことになっています。そのイノシシが歩いていたというのは心配です。今のところ、箱根のような食痕は見つからないので、そのイノシシが冬を生き延びたかどうかも不明ですが。
庄内地方にはいないはずのシカの目撃もあるというので、温暖化の影響なのか気になるところです。
マタギやハンターが絶滅しそうな今、オオカミ導入も考えたほうがいいのかな?
そんなことを考えていたら、上空にタカが現れました。そのまま飛び去ると思ったら、我々の上空を旋回しています。標準レンズでも撮れるほどです。見上げると、翼や胸は明るい色でイヌワシではなさそう。もちろんトビでもないし、見慣れたノスリでもない。
それがこれです。
すると、2羽のカラスが現れ、タカにスクランブル攻撃をしかけました。空中戦です。タカは情けないことに、追い払われてしまいました。
帰宅して調べると、このタカはクマタカのようなのです。タカと呼ばれる猛禽類では日本最大の、つまりこの山ではイヌワシに次いで生態系の上位に位置する動物なのですが、カラスの攻撃にはタジタジだというわけです。
カラスは猛禽類の獲物にもなるのですが、カラスが先制攻撃をしかけると、たいていの猛禽類は逃げていきます。好戦的な指導者にはあまり聞かせたくない話ですが。