
あけましておめでとうございます。ノスリです。
8年前に酒田に転居して来た年、森でみつけた大きな巣。そこから聞こえてきた「ピー、ピー」というか弱い声。やがておばけのジャスパーみたいな白いヒナが顔を出し、親がいない時は私たちを見下ろしていました。それが育って、羽の色も濃くなり、顔も凛々しくなって、6月ごろには巣離れ。しばらくは巣のまわりで飛行訓練をしていましたが、いつのまにか親子とも姿を消しました。それから一月後の8月始め、暗い森の中を地面すれすれに飛んできた茶色い鳥が、すっと目の前の枝にとまり、じっとこちらを見つめていました。それがこの写真です。ぼくたちは、あのヒナが挨拶に来たのだと信じています。普通、ノスリは用心深く、これほど地近くにはこないからです。
どうです、この鋭い目つき。
昨年11月に初雪が降り、12月には一時的に積もったのですが、暮れから暖かくなり、今では雪はなくなってしまいました。今夜は雪が降るという予報ですが、どうでしょうか?降れば厄介な雪も、降らないと寂しいものです。
昨日、市内の新井田川を散策して、カモを撮影しました。先月、カワアイサらしい姿を見たのですが、会うことはできず、確認したのは、足の赤いカルガモ(引っ越しをするカモですね)、オナガガモ、顔に緑のペインティング、翼もエメラルド色のコガモ(子ガモではありません。小ガモです)の三種類を確認しました。
それからひとりぼっちの白鳥。なぜか遠い目をしていました。


