三寒四温?いやもっと極端に暖気と寒気が入れ替わって、昨日は黒土も見えていたのに、今日は一日吹雪です。
冬は森の野生動物たちのフィールドサイン観察のシーズン。フィールドサインとは動物の痕跡(足跡、巣、糞、食べ残しなど)のことだそうです。
迷犬ハッチと散歩する森は、暴風、防雪、防砂のための森で、里山どころか人の暮らしの真ん中にあるわけですが、野鳥や獣がけっこう暮らしています。しかし、獣はなかなか姿を見せず、このフィールドサインで存在を知っているだけのものも多いのです。
たまに姿を見るのは、タヌキ。夜や早朝、町の中を歩いていたりします。これはタヌキの足跡だと思うのですが。
イヌ科の足跡は、キツネもタヌキもよく似ています。指が少し長くみえること、同じ場所をうろうろ歩きまわっていること、もしかしたら複数、つりファミリーかもしれないこと。2枚目の写真のように、左右が少し開いていることなどからタヌキと推察します。
そしてこちらはキツネと思われます。
キツネは単独で行動します。雪が深くて歩きにくくなると、人の散策路を堂々と歩きます。犬のように立ち木などに寄り道せず、ひたすら同じペースでまっすぐ歩きます。そして、足跡が一直線に並びます。
とはいえ、本当はなかなか見分けがむずかしいのですが。
さらにこれはリス。
地上をジャンプして移動するので、ウサギと同じように、前にある足跡が後足です。(アシアトがアトアシ?舌をかまないように……。)
リスは昼間行動します。特におだやかな夜明けのころが活動時間。ところが今朝は吹雪だったのに、まるでリスの祭日かrと思うほど、森のあちこちでリスの足跡に出会いました。彼らは、秋に隠しておいたクルミなどを掘り出して食べるのだそうです。
最後に、去年12月の写真を整理していたら、こんなのを見つけました。鳥海山麓の大台野でクマタカを見たことは報告しましたが、カラスのカップルがクマタカにいやがらせのスクランブル攻撃をしたときのものです。今見ると、まるで青空に笑顔が出現したように見えませんか?口がタカ、目がカラスです。