鳥海山二の滝は、厳冬期には凍結します。今まで、地元の山の会や、遊佐町観光協会の主催するトレッキングで2回ほど見に行ったことがありますが、個人的に行こうとして辿りつけたことがありませんでした。
近くにある駐車場に続く林道が閉鎖され、雪道を徒歩で行くわけですが、疲れきって気力が続かないためでした。
昨日(2月4日)は曇り時々晴れの天気、気温は最高が7℃という、歩くには好条件だけど、氷瀑は崩落してしまうかもしれないというコンディションでした。
ここから先は除雪していない通行止めの地点に車を乗り捨て。カンジキとスノーシューを用意して行ったのですが、スノーモービルが入っていて多少圧雪されていて、スノーシューは必要なさそうです。それで、アイゼンだけつけて、念のためカンジキを背負って行きました。
太陽が出ると、最近伐採された雪原では、陰影がくっきりして、動物の足跡がはっきり見えます。ノウサギが活発に活動しているようです。また、森の中には独特の足跡が2つずつ並んでいます。指が5本あるようです。これはおそらくテンかと思われます。
ノウサギ
テン
体調もよく、一の滝の鳥居が見えてきました。雪がなければ駐車場があるところです。前回はまたげるほど(罰当たりながら)積雪がありましたが、今回はまたぐのは無理かな?
一の滝の鳥居
ここからは渓谷の斜面を巻くように登り、二の滝に近づきます。ミニ雪崩の痕を超えながらようやく到着。幸運にも凍結した滝が無事にありました。
気温が高いのによく無事だったものです。
帰途は、股関節は痛むし、ヘロヘロでありました。
翌日の本日5日は、遊佐町主催の探勝会、気温は8℃。もちろん山では少しは低いはずですが、果たして無事だったろうか?
2月になると出現する昆虫、セッケイカワゲラと、モグラか、もしかするとヒミズかもしれない動物に出会いました。