クロスバイクを購入して3ヶ月、この間天気にも恵まれ週3回のアルバイト先まで往復21キロを疾走しています。
購入する時、友人から勧められたスピードメーター正式名称はサイクルコンピュータ「これを付けると楽しみが一層ますよ」と。確かに毎日の走行距離、平均速度、最高速度、消費カロリー、二酸化炭素の削減量(何のことかよくわかりませんが)と表示されるので、張合いにはなりますが、ついスピードも気になり出しすぎます。私の通う新百合ヶ丘から田園都市線の宮崎台までは大半が尻手黒川線という片側二車線の広い道路ですが、起伏が多く下り坂では、先の信号を見ながらつい踏み込んでしまうこともしばしば、これまでに最速50.1キロを記録しました。その後別の機会ですが、よみうりランドの坂道で55.3キロを出したりと調子にのって楽しんでいました。
そんな矢先、バイトの帰り道、先の信号が変わりそうになったので、慌てて歩道に乗り上げ信号を回避しようと前輪を引き上げた瞬間、タイミングが遅れたのと進入角度が浅かったのが重なって、
ガシャン 気が付いたら歩道に投げ出されていました。歩道を後ろから来た中年の婦人に「大丈夫ですか?」と声をかけられ、気が動転気味に「はい、大丈夫です」と言いつつも、はっきりと状況が掴めぬまま…。恥ずかしさも手伝って早くその場から逃れようと、自転車を引き起こし、「少し休んでからの方がいいですよ」との声を背中にペタルを踏み出しました。漕いでいると次第に左側のアタマ、ムネ、ヒザに痛みが出てきましたが、風を切る寒さが痛さを和らげる効果もあり、いつもの時間と変りなく帰宅。
しかし洗面所で鏡を見てビックリ左こめかみにぷっくりと卵大のタンコブが、これでは家内に隠すのも無理と事故の一部始終を話すと、「年を考えてよ」と小言を言われる始末。その日はアイスノンを包帯で巻いて寝ましたが、アタマとムネが痛くて寝返りもうてない状態でした。朝起きるとタンコブは処置が早かったせいか、ほとんど目立たない程度にへっこんでいましたが、こんどはムネの痛みが増し咳するのも大変。
一週間経った今、タンコブはなくなりましたが、目じりに内出血の痣がくっきり、走ったりアタマを下げると片頭痛が、ムネの痛みも消えません。
まさしく年寄りの冷や水。
年寄りの冷や水