朝の散歩から森の駐車場に戻ってくると、ここを縄張りにしているハシボソガラスが降りてきていて何かをつついています。
　しばらく見ていたら、その何かをくわえて飛び上がって落としました。やった、これぞ必殺くるみ落としのワザ。うまく割れないのでしょう、何度も挑戦しています。
　このカラスはカップルですが、２羽ともくるみ割りをやるのか、１羽だけなのか、見分けがつかないのでわからないのですが、毎年同じカップルであることは確かです。
　食べるためやむを得ずというより、スリリングな遊びだとぼくは思っているのですが、例年だとこの遊びは、刺激を求めて（？）エスカレートしていきます。走っている車の前に急降下してきて、クルミを落とし、自分は素早く飛び去るのです。車に轢いてもらおうということなのですが、あらかじめ置いておくのは成功率が低いし、ハラハラドキドキがやみつきになったという感じなのでしょうか。
　今年もそんなふうになるのか、それとも飽きてやめてしまうのか。
　くるみは夏の終わりに熟して地上に落ちるので、手に入れようと思えば、ほぼ１年中あります。しかしリスの主食でもあり、リスが隠したり、小遣い稼ぎに人が拾ったりして、ライバルもおおぜいいます。