いまさらなぜ閣議決定?
「教育勅語、は憲法と教育基本法に反しない限り、教材とすることに問題はない」という閣議決定がされたそうです。それなら「帝国憲法」のように、歴史的資料として批判的に検証する教材として使うというこれまでのやりかたでいいわけで、なんの問題もなさそうです。じゃあ、なぜいまさらそんな閣議決定を? あぶないあぶない。教育勅語大好きで、好きすぎて森友学園に入れ込んだほどの人たちが作った政権がこんな閣議決定をするなんて、これは裏がありそうだ。 例の国旗国歌法だって、「国旗は日の丸で国歌は君が代ですよ」と法的に定めるだけで、強制するものではないって断言していたのに、今では卒業式で立たなかったと言っては処分、歌わなかったと言っては処分。大阪なんか口元チェックですよ。「あいつ歌ってる、あいつ歌ってない」ってね。独裁国のパロディですね。笑っちゃいます。 政権は平気で嘘をつく。福島第一原発がアンダーコントロールだっていうのも嘘でしたね。嘘をついてもなぜか支持される。 それに「美しいソンタクの国」では、官僚も教育委員も、地方ボスも保護者も、お国の本音をソンタクしてお先棒をかつぎ、「勅語を批判するとは畏れ多いことだ,けしからん」なんてバッシングされかねません。 因みに、横浜のある中学校では、東富士演習場で行われる自衛隊の演習の見学ツアーを行なっています。引率するのは元自衛官の教員。元自衛官といっても、いわゆる「在郷軍人」のような存在で、非常時には自衛官として参集するらしい。教師イコール日教組イコール左翼なんて信じている人がいたら、それは完全に勘違いですからね。 今起きていること、起こりつつあることは、決して忘れないようにしましょう。少数意見は無視されるかもしれないけれど、それならせめて墓に入るまでしつこく記憶して、ぼやき続けていくしかありません。
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