賢いカラスと発展途上のカラス
今朝のニュースによると、中国地方のカラスが電柱や送電線の鉄塔に巣を作るのを防ごうとして、電力会社が風力計のようにクルクル回るミニ風車を設置したそうです。ところがカラスは、巣材の枝などを風車によりかかるように置くと風車が止まることに気づき、意図的に風車を止めてしまったそうです。それどころか、止まった風車を巣の土台にするカラスもいるとか。 これは賢いカラスの例ですが、ぼくが見たカラスは? 例のクルミを落として割るカラスのテリトリーの隣をテリトリーにしているカラス。(あるいは若いカラスで構成されるギャング団の一員?) きっと、隣の先輩カラスが、楽しそうにクルミを落として割り、カップルでなかよくつついているのを見て「よーし、オレも」と思ったのでしょう。クルミを探しに行ってくわえてきて、交差点の信号機からポロリと落としています。落とす位置が低すぎて割れるわけがありません。彼にはうまく割れない理由が理解できないようで、同じ高さから再挑戦、そして失敗。何度も繰り返しています。車から見た光景なので、その後どうなったかは見届けられませんでしたが、2~3日果敢に挑戦していました。でも、あまりにつたないその様子に私たちは大笑いです。
先輩ガラスの方は、クルミをくわえたまま急上昇して頂点から落とします。そして見失わないように自分も急降下する。見ていてもハラハラするほどで、彼がスリルを楽しんでいることは明らかです。(去年など、最後には走っている車の直前に落としたりしていたくらいです。)
でも、とにかくカラスは好奇心と遊び心がとても強いということはわかります。知能が高いからそうなのか、そうだから知能が高くなったのか?
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