11月に初雪、そして12月も寒波が何度もやって来ます。酒田に来て初めてという早い冬の訪れですが、酒田では夜積もった雪が昼間解けるという程度でした。
しかし、昨日(12月26日)から始まった寒波は最強です。今日は一日マイナス、つまり真冬日の一日で、朝の散歩では車のメーターで-1℃、夕方は-2℃を示していました。そして台風並み、いやそれ以上の強風です。粉末のような粉雪が霧のように視界をさえぎります。庄内地方でも特に風の強い庄内町や三川町ではホワイトアウトで車が進めない事態もありそうです。
そのホワイトアウトに、去年初めて遭遇しました。車から何も見えず、ひたすら真っ白です。ノロノロ走っていると、突然対向車が現れます。みみっちい庄内人はこんな時もライトをつけることを思いつかないらしいのです。いや、点灯していてもあまり効果がないくらいです。トラックはさすがにハザードも点灯していました。
いきなり現れる対向車も危険ですが、対向車がないともっと危険です。道路が見えないのです。道幅をしめす赤白に塗り分けた長い竿が立てられているはずなのに、それも見えません。こんなときこそ停まる勇気が必要なのですが。(吹雪の後の晴れた日に、田んぼなどに落ちている車を見かけることがあります。)
ブレーキを踏んでも止まらずガリガリという底をこするような音がするばかりということもあります。タイヤのロックを防ぐABSが働いているのですが、信号で止まらないという事態も。小刻みに何度も踏むポンピングブレーキはこんな時に有効です。
やれやれ、明日はウィンドウにお湯をかけて凍りついた雪を溶かさなければならなくなりそうです。
写真は、家の前の風景。風除室ごしに撮ったので、風除室のガラスに着いた雪で実際以上にひどい吹雪に見えていますが。正面の家の後ろには、酒田南高校の校舎があるのですが、完全に消えています。