平成26年10月5日(日)
大隈会館301・302号室
第一部 講演会 司会 野中信男 副会長
台風16号の影響で朝から雨の降る中、平成26年10月5日「第115回秋季大会」が大隈会館301,302号室にて開催された。恒例の紺碧の空歌詞碑前の斉唱は雨の為中止、44名の参加者を得て開会。先ず、早朝7時過ぎに福島縣会津を出立された渡部恒三会長の挨拶で会は始まった。昨年政界を引退して無職になったと笑顔で語り、年金から所得税を取られて税金を実感した心情を吐露。早稲田在学中に中野正剛先生に憧れ入学前から雄弁会入会を心に決めていたこと、竹下・海部内閣当時は雄弁会出身者が閣僚に多かったこと等々を回顧、今の政府では明日の日本が心配と指摘した。続いて司会役・野中信男氏から春秋会初代会長、藤井丙午氏に始まる春秋会の沿革と歴代会長の紹介があり、今般小川光治会長代行の申し出で新会長代行に鈴木宏治氏を推薦した経緯を報告。出席者の拍手により新任が承認された。平成24年5月3日開催の第110回総会で、小川会長代行から職を引き継いだ松田三郎会長代行の25年3月急逝により小川光治氏が復職、一年半を経て新会長代行の誕生となった。小川前会長代行、渡部会長から夫々激励の言葉と役員のサポート要請があった。鈴木新会長代行は「伝統と実績を誇る春秋会会長代行の就任は光栄、次の世代に引き継ぐ役目もあり組織強化と会員増強を図りたい。骨太な早稲田精神を持つ若いリーダーが出現することを望む」と挨拶。
開会挨拶 渡部恒三 会長
会長代行 退任の挨拶 小川光治 会長代行
会長代行 就任の挨拶 鈴木宏治 新会長代行
この度は、輝ける伝統と実績を誇る春秋会の会長代行の就任を命じられました。小川前会長代行を始め、役員の皆様の熱心なご推挙もあり、浅学非才の私ですが、就任をお引き受けいたす事になりました。
今後は前会長代行の小川光治様の敷かれました路線および業績を継承して行きたいと思います。当面の方針といたしましては、会員・役員各位のご意向を尊重しつつ、組織強化を図り、会員増強を実現させ、皆さんが春秋会の諸活動に参加して、有意義で、楽しい会であることが実感できる会であるように会の運営に注力したいと思います。
春秋会の目的でもあります大隈重信候の建学の精神を継承し、早稲田大学の光輝ある歴史と伝統、そして先輩諸氏の残された偉大なる業績を確実に次代に継承すべく努力したいと思います。
今この日本は迷路に踏み込んでいる状態を感じます。世界一の借金大国、少子高齢化、所得格差の拡大、非正規社員の拡大、地方・農村地域の衰退など問題山積です。不透明なTPP交渉もあります。
先進国でも日本はその責務を果たしていないマスコミ報道と司法官僚の無責任さにはあきれます。それをそのまま受けての、呑気な国民達の群れ。
日本は今、明治維新、第二次世界大戦、1989年のソ連崩壊、という大変化に劣らない画期的な岐路に立たされています。
安倍政権の相次ぐ変革への「のろし」、しかし相変わらずの国内外へのバラマキ政策、特に日本の命運を左右するTPP交渉にかかわる姿勢にもっと厳しい目で注目すべきと思います。
こういう今こそ、進取の精神に溢れた早稲田らしい骨太の人材・リーダーを必要としております。
母校との協力を進め、時には提案・提言をして、益々の母校の発展に皆さんと共に寄与したいと思います。どうぞ御助言、ご指導を御願い致します。
講演 森 田 実 『安部政権とは何か』
第二部 懇親会 司会 青葉ひかる 副幹事長
― 懇親会 ―乾杯
校歌斉唱 指揮 石田明人 副幹事長
閉会の辞 坂東能道 副会長
第二部懇親会は和気藹々で談論風発、南丘喜八郎会員から「親父がんばれ!食堂「稲穂」長谷川さんお見舞い募金のお願い」報告、長い看病が予測されることから息の永い支援を訴えた。校歌斉唱は石田副幹事長・元応援部により、今回欠席の戸塚孝吉・常任相談役に代わる口上とリードで快調に進められ、坂東能道副会長の閉会の辞で秋季大会は終わった。
(諸江昭雄記)
参加者(敬省略あ順)青葉ひかる、安楽明郎、石田明人、石橋直幸、伊藤哲子、猪瀬敏彦、小川光治、小川 徹、片岡冬里、加藤善高、川崎大八、菊地一郎、岸田正和、後藤臣彦、坂井俊一、島崎元志、鈴木宏治、関 雅行、園田天光光、高原 孝、武田淳史、土倉亮一、出川達郎、手塚善雄、中尾公一、中里 隆、中西新一、中根康雄、成瀬晴代、野中信男、信井文夫、初谷幸一、坂東能道、廣本 敦、藤井裕久、正岡文人、松崎 淳、松原邦博、松村恒夫、南 隆、南丘喜八郎、森木 亮、諸江昭雄、渡部恒三