森がにぎやかになってきました。ぼくが好きなクロツグミがさえずり始めたと思ったら、競うようにキビタキも歌い始めました。センダイムシクイやエゾムシクイも加わります。先日はオオルリの声も聞きました。
この森は、夏鳥たちが通過したり、山に若葉が繁るまで滞在したりするようで、しばらく同じ鳥の歌が聞かれることも、一度だけで終わることもあるのですが。
ナルコユリの花。
白いムラサキケマン。
でも白いムラサキケマンをどう呼べばいいのかな?「シロバナノムラサキケマン」? 形容矛盾というやつ? トゲアリトゲナシトゲトゲを思い出してしまいます。
ヘビに出会いました。ジムグリというおとなしいヘビで、カメラを向けても警戒してとぐろをまくこともなく、笑顔?でカメラ目線です。
このヘビはもっぱら地中でノネズミの巣を遅い、子ネズミを捕らえるのだとか。可愛い顔して。
ところで明日は憲法記念日です。でも、街頭インタビューではいつものように「え、明日が何の日かって?知りません!」が連続します。そして、外国人は憲法についてすらすら語れるのに、日本人はそれが決まりであるかのように「わからない」と答える。それを引き取ったスタジオは「学校できちんと教えていないようだ」という結論。
すべて学校に責任を負わせたり、学校に押しつけるという構図は相変わらずです。
でもね、ぼくは国語が専門だったけど、中学校の社会科の教員は、憲法をそれは丁寧に教えていますよ。連れ合いも社会科だったけど、資料を手作りするのに徹夜したり。
高校や大学の受験に出題されれば違ってくるのかなあ?それはそれで問題だけど。
マイクを向けられた人が「教えられていない」と答えたら、それは事実なのかと、現場、つまり学校で検証するのがマスコミのイロハでしょうに。
でも卒業すると授業の記憶が消えてしまうのはなぜなのか、なぜ憲法が身につかないのか、それこそ国民的大問題だと思いませんか?
憶測だけど、憲法改正賛成と言う人のどれほどが、実際に憲法を覚えていて、理解しているのか疑問です。
世界の憲法を見ると、こと細かく規定しているタイプと、比較的ゆるいタイプがあるそうで、日本の憲法はゆるい憲法の典型なのだとか。細かいタイプは、権力を厳しく縛らないと、暴走を許すことになるという認識が根底にあるからでしょう。そのかわり、頻繁に改正しなければならない。
日本の憲法が一度も改正されなかったのは、ゆるいから解釈の幅も広いからだと考えられます。それは、この間の「集団的自衛権」などのように解釈の逸脱も許してしまいかねない弱点もありそうですね。
。