油断していた大雪
予報通り暖冬らしいと思っていたら、突然の豪雪。 週末の大雪には、雪に慣れた酒田人もびっくり。 月曜日の朝、起きると既に除雪車が仕事をしてくれていたので、家の前には除雪された雪の壁。出勤する人はまず車を出すために雪除をし、職場に着くと職場の駐車場に入るために雪のけをしなければならなかった。大型店舗でも除雪がまにあわず、客が駐車できないということもあったようだ。 私たちは気ままな年金生活者だが、健康診断の日にあたり、つぶさに街の様子を観察することになった。
その前日の12月9日の日曜日が、クリスマス前の第2アドベントにあたるというので、鶴岡の男声合唱団が練習場所を借りている教会のミサで歌うことになった。 車を走らせると、バイパスでは車2台が大破する事故の処理中。道幅が狭くなっているのに無理な追い越しをしたのだろうか? 吹きだまりに突っ込んで動けなくなった車も何台か見かけた。 除雪したあと、交差点の角などに雪の山が残る。その裾を車が踏んで通るためここが滑りやすい斜面になる。そこを通る車は一瞬外側に滑るので、まだ雪に慣れていない人はびっくりしてブレーキを踏む……のつもりがアクセルを踏み込んでしまって急発進。その結果、中央分離帯の雪の壁や反対側の歩道の壁に突っ込んでしまったというあたりなのだろうか。 いつもの森(通称『万里の松原』)に散歩に行くと、散策路が雪に埋もれているのはもちろん、大枝が折れて行く手をふさいでいたり、木ごと折れていたりした。庄内地方には珍しく湿った雪だったので、松の葉やタブやシロダモなどの照葉樹の葉に付着し、そこに暴風が吹きつけたのだ。折れないまでも深々とお辞儀をしている木は数知れない。 そういえば土曜日だったか、雷と同時に立っていられないほどの風が吹いていたことを思い出す。そういえばあのとき、2~3回短い停電があり、床暖やらなにやらの時刻設定がチャラになってしまって往生したのだったっけ。 雪が珍しい東京育ちゆえ、雪には今でもワクワクさせられるのだが、そんなメルヘンはここでは通用しないと思い知らされた。
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