全国一斉休業にする必要があったのか?
夕方(といっても午後4時前後)、老犬ハッチと松林を散歩していると、向こうから3人連れが歩いてきました。子どもとその祖父母のようです。ここは朝夕、ジョギングやウォーキング、ただの散歩などを楽しんだり苦しんだりする人が多いのですが、子どもに会うことはありません。きっと、「全国一斉休業」で子どもの世話をすることになった祖父母が、散歩に連れ出すことを思いついたのでしょう。 それはとてもいいことです。森は空気もきれいだし、人口密度も希薄。コロナウィルスを心配しないでいいし、これから日一日と季節が移り変わっていくことを実感できるはず。 小鳥たちのおしゃべりや、リスやネズミの食痕、それどころか生きたリスに出会うかもしれません。歩きながらジジババからいろいろなことを教わるかもしれませんね。 福島に住む人が、1年に数日でも、放射線の線量を心配しないですむ場所で子どもと保養することが、体だけでなく心の保養にもなるのだと言っていました。 スマホやゲームと離れて屋外を歩くことは、きっと心と体にとっていいことだと思います。まるでゲームが放射線のように有害だと言っているみたいですね。もちろんそのつもりです。あれがスポーツだなんて認めません。(人格障害のような症例を何人も見てきましたから。)
でも、この全国一斉休業。安倍総理の突然の要請で、保護者や学校現場は大変だったろうと思います。「3月2日から春休みまで休校を」との発表が2月27日木曜日の夕方。残されているのは翌28日のたった1日だけです。(29日と3月1日は土日ですから。山形県立の高校は1日の日曜日に卒業式をしていましたし、酒田市では1日遅らせて3日から休みにしたようです。) 3月は卒業式、終了式はもちろん、年度末を迎える学校は、成績処理や、新年度準備の時期です。面談もあるし、中学生は高校入試もあります。教員はどれだけ忙しいことか? いつもそうですが、この時期は特に1日24時間では足りない仕事量なのです。 なぜか保育園は休まないそうです。 仕事で子どもだけ家に残しておけないという親のために、学童保育を朝から開けといいます。「人手も足りないし学校より過密なのに安全なのか」という声が上がると、休んでいる学校の教室を使って、(休校で仕事がない?)教員に手伝ってもらえと言うのです。これはいくらなんでもひどい。それくらい想像できなかったのでしょうか?周囲に相談(諮問?)するひまもなく、思いつくままに発表したので、次々に問題が出てきちゃったんですね。お友だちのはずの萩生田文科大臣も、どこか迷惑そうな尻ぬぐい答弁をしていたっけ。 ところが、その後の経緯を見ていたら、やはり「緊急事態宣言」法制定に向けて動き脱しそうだといいます。ああやっぱりな。
オリンピックありきなのかなあ。なにがあってもオリンピックを中止にするわけにはいかない。ウィルス検査が進まないのは、スピーディに検査すれば感染者が爆発的に増え、オリンピックを中止せざるを得なくなる、そうならないための意図的なものか?と考えるのは陰謀論にはまった「ゲスの勘ぐり」なのだろうなあ?
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