100周年記念式典 実行委員長あいさつ
100周年を迎えるにあたって
鷺宮高校同窓会・紫明会 会 長 佐佐木 敬昌
100年というのは特別な意味を持っています。人間が100歳まで生きるのは大変な事であるし、100歳まで生きると記念品を贈られたりします。 組織には寿命がありませんが、それでも100年経てば無条件で記念式典が行われます。きっと100年間というのは人間にとって一つの大きな区切りを意味する特別な時間なのだと思います。 私たちの母校である鷺宮高校も平成24年で創立100周年を迎えます。この間に卒業していった同窓生はおよそ2万6千人あまりにもなります。先生方や父兄を入れると、この何倍かの人たちが鷺宮高校に関わっている事かと思います。 そこで、100年という一つの区切りに際して、当事者である学校、及び同窓会、並びにPTAの3者が力を合わせて記念事業を行う事を決定いたしました。 「歴史と伝統を次の世代に!」という合言葉の下に、母校である鷺宮高校の歴史を見直し、知られていなかった事実や忘れ去られていた功績、並びに教育活動における様々な貢献などを明らかにし、これを将来の財産として残すようにすることが現在の私たちの仕事であると考えています。 そしてこの財産をさらに大きく育てていく事は、後輩達である次の世代の仕事であり、その基礎を今回の100周年記念事業において作り上げたいと思っております。私はそこにこそ、この事業の一番の意義があると考えています。 この趣旨に従って100週年記念事業を行う目的を次のように明確にし、是非とも成功させたいと思っておりますので、皆様何とぞご協力下さいますようお願いいたします。
① 母校の歴史を再認識し、愛校心を持って貰うために行います。 記念事業を行う事によって、卒業生、PTA、教職員、在校生はもちろんの事、その他社会の多くの人たちに鷺宮高校の伝統と歴史を知って貰うようにします。そして、これら多くの人に鷺宮高校に対する愛着心や親近感を持って貰うようにします。 ② 母校の発展を願い、その歴史と伝統を将来に引き継ぐために行います。記念誌などを作る事により鷺宮高校の歴史を記録し、その伝統を永続的に未来に引継いで行って貰うようにします。 ③ 鷺宮高校の事を広く外部に知って貰うために行います。 外部の方々に対し、鷺宮高校の歴史や伝統を広く知って貰う事によりイメージアップを図り、鷺宮高校の在校生や卒業生、その他学校に関わるすべての方々が誇りを持てるようにします。 ④ 母校を未来にわたり永続させるために行います。 鷺宮高校が伝統ある学校であるという事を広く知らしめる事によって、その価値を社会に認識して貰い、我が母校が将来にわたり永久に発展する基礎を固めます。
私は、縁あって100周年記念事業の実行委員会会長の大役を仰せつかりましたが、鷺宮高校に愛着を持つ人達がこの機会に出来るだけ多く集まり、一緒になってこの事業を成功させ喜びを分かち合う事が出来れば、これ以上の幸せはありません。
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