「コロナの感染者が急増しています。ここは蔓延防止等重点措置ではなく、非常事態宣言ではないですか?」
「いえワタシ、専門家のご意見をいただいて決めてます。」
「原発の汚染水の海への放出については、全漁連の会長も反対しています。いくら薄めて放出しても、トリチウムの絶対量は同じじゃないですか?」
「いずれにしましても、専門家のご意見を参考にして決めます。」
でもその専門家というのは、学術会議のように、気に入らない人物はあらかじめ排除してあります。自分に都合のよい意見を言う人だsけが、彼の言う「専門家」なのでは?そして「丁寧な説明」とは、「専門家のご意見を参考に決めた」ということを繰り返すだけなのでしょう。
危機管理で最も大切なことは、指導的な立場の人物の信頼感だと思うのですが、信頼どころか頼りなくて、本当に心配です。
話は変わりますが、昨日、鶴岡市の大山下池に行きました。月曜日だったので、人は多くないと思ったのですが、城跡の桜が満開だというので、県外ナンバーも含めてやはり大勢の人がきていました。でも、山に入ってしまうと、さすがにあまり人に会うことはなかったのですが。
スプリングエフェメラルとも言われるカタクリやイチリンソウなどはもう盛りを過ぎていましたが、林床を彩るイワウチワ、白い花のキバナイカリソウが咲き誇っていました。これはイワウチワ。白い花や、ピンクの花があります。
山道からは上池、下池の2つの池が見下ろせますが、どちらもとても静か。もはや、交通警官のホイッスルのようなコガモの声や、ガーッハッハというマガモの豪傑笑いもなく、時々カイツブリの声が聞こえる程度です。
山道にはケヤキやシナノキの古木が多く生えています。低山ですが高いところにはブナノキも。ときどきギフチョウがひらひらと通り過ぎていきます。
シナノキはちょうど新緑で、青空にハート形の若葉がキラキラしていました。
そのシナノキからは繊維がとれ、庄内でも鶴岡市の温海地区では今でも科布(しなぶ)を生産しています。
シナノキは中国の菩提樹、ヨーロッパのリンデンバウムとほぼ同じ種類です。そうとわかったら公園や街路樹にも積極的に植えたらいいのにと思います。良質なはちみつも採れるそうですよ。