「星の王子様」に孤独な王様の星が出てきますね。王様はだれかに命令したくてたまらないのに、国民がいない。王子様が来たので、喜んで命令するんだけど、相手が受け入れることだけを形だけ命令するしかない、というようなエピソードだったかな?
この国の責任者(たぶん)は、医療崩壊してしまってコロナの中等症感染者は入院させられなくなったのを、「自宅療養させることに決めた」とおっしゃっています。
医療崩壊というより、国の形が崩壊し始めているのではないでしょうか。自粛を呼びかけても従わなくなっていることがその表れでは?
38年間横浜市民で、職場は彼の選挙区だったのですが、なぜこんな人が選ばれるのかと不思議でした。未だに不思議な人ですね。
ところで、一昨年の暮れ、上京して帰りに新宿を少しブラブラしました。南口の変貌ぶりに驚き、散策してみたのです。(昔、南口は新宿の一番の裏通りという位置づけでした。)今は一番新しい雰囲気になっていましたが。
カフェが路上に並べたテーブルに小鳥が一羽とまっていて、お客さんにおねだりをしていたのです。ハクセキレイのようでした。セキレイが人に慣れて近づいてくることが不思議だったのですが、その謎が先日解けました。それが、この写真。
ハクセキレイは、ふつうもっと色が濃い、というかこの写真で灰色の部分は、ふつう黒いのです。でも、この灰色のセキレイは人が近づいても平気でヨチヨチとあるいていました。たどたどしく尾を振って。よく見ると、口角に黄色いヒダも残っている。そう、この鳥はまだヒナなのです。巣立ちしたばかりなのでしょう。親も近くにいるはずです。でもそろそろ親離れが近づいているのかも。
新宿のセキレイも、そういえば灰色だったので不思議だったのですが、そうか、まだヒナだったのか? なぞが解けました。でも、大都会(ぼくはつい副都心と言ってしまうのですが、立派な都心ですよね。)の真ん中で、人におねだりするセキレイがいるのって、なんかいいなと思います。