ヒゲが白い雄のリス。このエリアの子どもたちの父親らしいのでビッグダディなどと呼ぶこともあります。先日、隠していたクルミを拾うときに、ちょっと間が抜けた行動で笑わせてもらったけれど、心配にもなったのでした。
　そのダディにまた会いました。
　薄汚れて見えるのは、顔に松脂がついているのかもしれません。弱ったり強風で枝が折れた松には、血液のように松脂が染み出しています。ねぐらの樹洞の内部に松脂があるのかも。でもそんなものをくっつけたままにしていることに、衰えを感じてしまいます。
　去年3月30日に撮った彼の写真を見つけました。同じリスかと思うほど、こちらはエネルギーにあふれているように見えます。
　がんばれ、ダディ！