山形では4月11に、酒田では10日にソメイヨシノの開花が発表されました。晴天と暖かさのためでしょうか、今日13日にはすでに満開です。開花からわずか2~3日です。
朝から快晴の森で、複数のリスが遊んでいました。それが妙に子どもっぽいのです。
例年、生まれた子どもが巣穴の外にデビューするのはゴールデンウィークのころなので、今年もまだだろうと思っていたのですが、ひょっとすると彼らは今年生まれなのかもしれないと思いいたりました。
ネットで検索すると、リスの婚活期は秋から冬中続くそうですから、同じころ一斉に生まれるというものでもなさそうです。それで、彼らを追いながら撮影しました。
彼らは木の幹をらせん状に上り下りして鬼ごっこしています。それから、次々の遠ざかって見えなくなりました。しかし1匹だけ、その木の中ほどにある枝が折れたところに残っている枝の根元でまったりしているのでした。風がなく日差しが暖かいのでしょう。東北の標準語で「こでらんね=応えられない」という心境なのでしょうかね。
下から見上げても気にする様子もなく、顔がゆるんでいます。リスとの付き合いは長くなったけど、こんなに不細工な顔はみたことがありません。見上げた角度がよくないのかもしれないし、そこまで緊張感が抜けてしまったのかも。そして「これは子どもじゃないな。」と思いました。この角度だと雄なら見えるはずの器官も見えないので、子どもたちの母親なのかもしれません。授乳に明け暮れる日々もそろそろ終わり、一気に気が緩んだというところでしょうか。
別のエリアでは、1匹で地上を走っていたリスに追いつきました。このスマートさ。大人たちなら、もう顔から毛変わりが始まっているのに、彼(彼女)は冬毛のまま。まちがいなく子どもです。「兄弟はどうしたの?」と気になりますが。