早稲田大学春秋会だより・第135号
令和5年4月14日 早稲田大学春秋会事務局
会員の皆さま、新年度を迎えました。いかがお過ごしでしょうか。 長らく新型コロナウイルス感染症拡大防止のための対応をして参りましたが、段階的な緩和措置に伴い、久しぶりに2月に新春の集い、4月に春の墓参会を実施いたしました。 やはり対面参集により、出席会員の皆さまとお目にかかれるようになり、早稲田大学春秋会の良さをあらためて感じております。しかしながら、同感染症拡大防止のために対面参集を自粛していた期間に多くの仲間の会員や本年1月には西原春夫元総長御逝去がありました。謹んで御冥福をお祈りしたいと思います。さて、春秋会本来の活動再開に向け徐々にイベントを再開いたします。 久しぶりに定時総会を開催いたします。新たな会員を迎え、春秋会の体制をしっかりと固めていきたいと存じます。また野球の春の早慶戦応援も再開いたします。新型コロナウイルス感染症拡大防止措置が緩和されたとはいえ、まだまだ予断を許しません。会員の皆さまのご意向も踏まえながら、春秋会の良さを感じられる運営に努めて参ります。多くの皆さまと定時総会や再開されるイベントでお目にかかることを楽しみにしております。
会長代行 髙原 孝
(ご参考までに令和5年4月3日に校友宛に配信されたメールを抜粋掲載します。) 2023 年4月3日(月)以降の校友会・稲門会活動につきまして(3月28 日更新) 平素より早稲田大学ならびに早稲田大学校友会の活動に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、新型コロナウイルス(covid-19)の感染状況において、国内の近況や学内の制限緩和を踏まえ、校友会・稲門会活動においても、現在の条件を緩和し、本年4月3日(月)以降は、現役学生や大学関係者を含めた飲食を伴う会合や懇親会の形態として、立食形式も実施可といたします。また、マスクの着用(校歌等の斉唱時も含む)についても個人の判断に委ねることを基本とします。ただし、イベントの内容によっては適宜、マスクの着用を推奨してください。実施にあたりましては国や各自治体からの指針とともに、会場や飲食店が定めた感染予防ルール等を遵守いただき、体調管理・手洗い・手指消毒などの基本的な感染予防対策の徹底をお願いいたします。体調等に不安がある場合は決して無理をなさらないようにし、参加を強制すること等の無いようにしてください。※大学から通知されている以下の内容を遵守くださいますようお願いいたします。
<大学からの通知>【イベント開催にあたっての条件・留意点】 ●本学の箇所または本学教職員が主催するイベントおよび、本学を会場とする本学以外の団体等が主催するイベントを屋内で実施する場合、以下の感染対策を徹底することを条件に、実施会場の収容定員までの入場を認める。 ①体調管理、手洗い・手指消毒などの基本的な感染予防対策を徹底すること。②マスクの着用については個人の判断に委ねることを基本とするが、イベントの内容によっては、適宜マスクの着用を推奨すること。 ●会食は、以下の感染対策を遵守することにより可能とする。 ①マスクの着用については個人の判断に委ねることを基本とするが、飲食しながら大声で話すなどの行動は慎むこと。②手指の消毒を徹底すること。③会場や飲食店が定めた感染予防ルールに従うこと。なお今後、感染状況の悪化などの変化が生じた場合には、上記方針を変更する可能性がありますことを予めご承知おきください。その際には校友会ホームページ等であらためてお知らせいたします。校友の皆様におかれましては、引き続きの感染対策と体調管理にお努めいただきながら、校友会・稲門会活動をお楽しみいただければと存じます。 引き続きご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。 2023年3月28日 早稲田大学総長室校友課/校友会事務局 TEL.03-3202-8040、FAX.03-3202-8129 Mail:tomonkai@list.waseda.jp
~第128回総会のご案内・久し振りの開催です~ 日 時 : 令和5年6月24日(土)午後3時00分より受付開始 場 所 : 大隈会館 201・202 講 演 : 「未病医学の最先端」 講 師 : 小野寺敏 会 費 : 5,000円 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ また当日は総会に先立ち、2時30分より「紺碧の空」歌碑に献歌を行います。お時間のご都合つく方は大隈会館前「紺碧の空」歌碑前にお集まり下さい。なお、天候不良や予期せぬ事情により献歌が行われないことがあることをご了承ください。また、出欠については同封の返信ハガキにて令和5年6月12日(月)までに返信のほどお願いいたします。お問い合わせは事務局まで。 事務局:TEL・03-6906-8093 :メールoishi-kaikei@voice.ocn.ne.jp ※懇親会は参加者一人ずつの松花堂弁当になります。当日いきなり来られても、お食事できません。参加を希望される方は必ず締め切りまでに参加希望の返信をお願いします。
~3年ぶりの新春の集い・開催報告~ 令和5年2月5日(日)、実に3年振りにて「新春の集い」が開催された。 午前11時、雲の欠片一つなき晴天に恵まれた青空の下、大隈会館前の庭園に向かって立つ「紺碧の空」歌碑周辺に有志十数名が参集し、同歌を声高らかに元気よく歌い上げ、無事に久々の献歌式を終了。 午前11時30分受付開始、12時開会、今回は時節柄、会場としての大隈会館を利用出来なかったため、初めての試みとして「高田牧舎」を選定し、同店のレイアウト、会場設営の観点から懇親会形式のみの会となった。 ベテランの青葉ひかる副会長による司会にて、最初から新春に相応しい和やかな雰囲気となる。先ずは新入会員3名(敬称略: 石塚順子、金成政道、笹田裕)が紹介された。 海老沢勝二会長(体調により)ご欠席のため、冒頭の挨拶は高原孝会長代行より賜り、そのまま同氏の音頭により乾杯、一気に場が賑わった。多少遅れて参加された会員を含めた参加者総数は31名、同店のイタリアン料理や赤・白の各種ワインを楽しみながら自由歓談が始まる。 参加者から幾つかのスピーチが始まったが、中身の濃厚さに注目されたのは、今回特別参加された笹山俊彦氏(応援部稲門会事務局長)による「角帽復活プロジェクト」であった。 2020年のNHK連続テレビ小説「エール」紺碧の空編にて時代考証作業・演技指導をされたと言う。また、現在は戦前の早大応援部団長やラグビー蹴球部主将達の足跡を辿り、その功績を世間に伝える取り組みをされており、同氏の熱き思いが充分に伝わるものであった。宴は酣となり、誰逆らうことなく選んだのは「人生劇場」、大石和礼事務局長による懐かしい「前口上」に促され、腹の底から吟いあげた。 最後は厳かに「校歌斉唱」に移り、「前口上」は石田明人副幹事長、指揮は前述の笹山俊彦氏により、参加者全員が、久々に元気良く唱い上げた。 閉会の辞は諸江昭雄幹事長より賜り、特にこの日の直前にご逝去された偉大なる西原春夫(元総長)先生との、余りにも突然で悲しいお別れに触れられたことを記す。以 上 (片岡冬里記) 出席者(敬称略あ順)青葉ひかる、雨宮正英、安藤良男、石澤一郎、石田明人、石塚順子、大石和礼、太田利雄、小野沢純一、小野寺敏、片岡冬里、金成政道、川崎大八、輿水 敦、後藤臣彦、齋藤徹也、笹山俊彦、笹田 裕、鈴木康之、高田宜美、高原 孝、田坂忠俊、田中克明、南雲靖夫、野中信男、信井文夫、南丘喜八郎、村山 豊、守屋 孝、諸江昭雄、谷中竜雄(以上31名)
~3年半ぶりの春の墓参会・開催報告~ 令和5年4月1日、コロナ禍により中断していた墓参会を実に3年半ぶりに開催した。ピーカンで絶好の墓参日和。午前10時、音羽の護国寺前に集合しまず最初は大隈先生を墓参。墓所の倉庫を開け、落ち葉を掃き集め、大隈家の方々の墓石を磨く。清々しい気持ちで整列し参拝。石田明人副幹事長のリードで校歌3番まで斉唱。昼食を門前の蕎麦屋「弁慶」で済ませて午後の部は谷中霊園へ。満開のピークを過ぎ花びらの舞い散る桜並木を歩く。途中、今年度春の朝ドラ主役の牧野富太郎、本部キャンパスの大隈銅像を創った朝倉文夫の墓に寄り道しながら早稲田創設の四尊、小野梓先生を墓参。花を供え線香を捧げ手を合わせる。つづいて大隈先生の右足を吹き飛ばした爆弾犯の来島恒喜、近代日本の発展に多大な貢献をした渋沢栄一の墓にも寄り道。最後は谷中善性寺へ石橋湛山先生を墓参。ここでも花を供え線香を捧げて参拝。日暮里駅前へ出たあと居酒屋でお清めをして夕方5時散会した。 参加者(敬称略あ順)石田明人、大石和礼、小野寺敏、片岡冬里、金成政道、鈴木康之、田中克明、南雲靖夫、高原 孝、諸江昭雄 以上10名 (大石和礼記)
~春季東京六大学野球・早慶戦の応援、先着10名です!!~ 学生応援席にて応援、試合終了後は希望者にて懇親会を行います。ただし、諸情勢を鑑み開催しないこともあります。 日 時:令和5年5月27日(土)午前10時00分 集合場所:JR信濃町駅改札口前 参加費用:1,000円(現時点で公表されている料金です。入場料・応援用具代) なお、お弁当は各自で調達のこと ※第1戦です。お間違えない様に!! 応援参加希望者は4月30日(日)までに下記へお申込み下さい。 申込先:髙原会長代行090-4948-7309
~第12代総長西原春夫先生を悼む~(寄稿) 早稲田大学元総長、名誉教授、法学博士西原春夫先生が、本年1月26日、間質性肺炎のため亡くなった。筆者より1年若いが大学は筆者と同学年で、筆者は旧制の最後、先生は新制の最初、卒業は共に昭和26年(1951)3月だった。 先生は吉祥寺の成蹊学園から早大法学部に刑法の斎藤金作先生に師事した。最初から大学に残りたいという決意だったのだろう。斎藤先生は、刑法上の主観主義(応報刑)を採った人で元検事。俳句を楽しみ主観主義刑法学の大家、元東大教授、元大審院判事草野豹一郎先生に師事した。 西原先生は、大学助手、昭和37年(1962)に博士号、大学専任講師、助教授と進み、昭和42年(1967)には母校の教授となった。先生はその後、ドイツの大学に留学、帰国後は母校の教務主任、法学部長、大学理事、常任理事、その間大学紛争、リンチ、入試不正事件、所沢キャンパス拡張、早稲田ロイヤルホテル招致問題などに追われ、総長に就任したのは昭和57年(1982)で、日本私立大学団体連合会会長や文部省大学設置、学校法人審議会会長を兼任、私学の顔として活躍した。 この頃、東大総長であった有馬朗人先生(物理学者で俳人・元文部大臣)と親しくなり、国からの大学交付金交渉で共に汗を流したという。共に俳句話も出たことであろう。 西原先生は人一倍母校愛に富んだ人だった。筆者の記憶が正しければ武蔵野稲門会に籍を置き、総長時代には台東稲門会に2度足を運んでいる。早稲田大学春秋会は特に別格、総長現役時代はもとより、退任後もおそらく欠かすことはなかったのではなかろうか。 春秋会では筆者の吹くハーモニカを熱心に聞いて下さっていた。筆者の平成30年(2018)に出版した「一本のハーモニカから~焦土に立ちて」に序文を書いて下さったりした。 筆者にとり西原先生は、学友で野球の石井藤吉郎、ロッキードの主任弁護人木村喜助、創価大学元学長、弁護士小室金之助君と共に宝物の1人である。 西原先生は政界にも交際広く、最近では中国の大学とも貴重な存在で数々の栄誉職を与えられている。また、日本政府も数々の栄誉を与えているが本稿では一切略すこととした。 西原春夫先生悼 春寒し拙句を褒めし人悲し (鈴木敏雄記)
~御冥福をお祈り申し上げます~
西原春夫(元総長)
~新入会員のご紹介です~
前号発行以降、次の2名の方が入会されました。 (敬称略あ順)金成政道、田中克明
~令和4年分年会費納入者~ 前号発行以降に年会費を納入された会員です。(敬称略あ順) 荒俣大、金成政道、岸田正和、鈴木敏雄、田中克明、松浦悠子
~令和5年度・年会費納入のお願い~
当会の運営は会員皆様の年会費により支えられております。おそれいりますが同封の振込用紙にて令和5年度年会費(3,000円)のお振込みをお願い申し上げます。また、未納分のある方は過年度未納分の明細を同封致しますので、今年度分と併せて速やかにお振込み下さいますよう宜しくお願い申し上げます。なお、同封の振込用紙によるお支払い方法のほかに金融機関のインターネットバンキング又はモバイルバンキングを利用する方法もあります。 その場合は、早稲田大学春秋会への振込先口座 ゆうちょ銀行 店名:〇一九店(ゼロイチキュウ) 預金種目:当座預金、口座番号:0602054 にお振込み下さいますようお願い申し上げます。振込用紙による方法か、インターネットバンキング又はモバイルバンキングのいずれかにて納入下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。
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