これからは異常気象が普通になる。もはや異常とはいえなくなるのだという気象専門家の警告を聞きました。私たちは何をすべきなのか、真剣に考えなければならないと思います。
さて、朝露に濡れた草の葉で、ベニシジミが翅を広げていました。明け方の放射冷却で冷えた体に、太陽熱を貯め込んでいるのでしょうか。
ベニシジミがこのさいずではあく、アゲハチョウサイズか、せめてモンシロチョウサイズなら、国蝶にしたいほど美しい蝶だと思います。(個人の感想です。)
先日、リスが地上を走り回っていたので撮影すると、クルミを探していたのではなくて、枯れ草を集めていたようです。巣材にするのでしょうが、こんな酷暑に引っ越しでもするのでしょうか?
こうして直立すると、「野の師夫」といった風情です。
それにしても、最近あまりリスを見かけません。暑いのでもっと早く行動するのか、それとも枯れた松を大量に伐採して見通しがよくなり、猛禽類の狩りの効率がよくなってしまい、リスの絶対数がすくなくなってしまったのか?
と思った今朝、久しぶりにリスに遭遇。春に巣から出てきて兄弟で冒険していたリスだと思うのですが(そう思う根拠は、出会った場所が同じエリアなので。リスは縄張りを持つ動物だそうです。)、子どもっぽく、私たちを興味深く観察しながら遊んでいました。
木の枝のこぶをかじった後で、このしぐさ。
オオカミが遠吠えをしているように見えませんか?声はだしてなくて、一瞬のポーズです。何かに見とれたのかもしれませんが。
ところで今、榊浩平著、朝日新書の「スマホはどこまで脳を壊すか」を読み始めました。監修は川島隆太、どちらも東北大の脳科学者です。(川嶋先生の著作は、中学校の国語の教科書に載ったこともあります。脳の部位ごとの血流を観測して、どんな時に脳のどこが働くのかを調べた話です。
公立の小中学生に、1人1台、タブレットなどの端末を与え、インターネットを整備するというGIGAスクールというプロジェクトが進んでいます。さらにコロナをきっかけにオンライン学習も積極的に行われています。しかし、スマホやタブレットでの学習は、脳が働かず知識が蓄積されないというのです。
さらにスマホ漬けの子どもは、感情の発達が阻害されるとも。
ゲーム漬けで無感動、無感情の子は実際に教室にいたので、実感としてわかりました。
もともと、親がケータイ、スマホに気を取られて子どもと会話をしない、目を合わせないことおの弊害が言われていたのですが、調節子どもの発達に影響するというのは、重大な指摘だと思います。
政府が、原発に関してあれほど「「科学的根拠」を言うのですから、このGIGAスクール構想、マイナカードなど、デジタル化の推進にも、立ち止まってみるべきではないかと思いました。