早稲田大学春秋会だより・第136号
令和5年8月21日 早稲田大学春秋会事務局
会員の皆さま 梅雨空け以来の酷暑が続き、熱中症対応をはじめ体調管理に気を遣う夏であるように思います。その一方で参集できる多くのイベントが再開されました。春秋会においても、春の東京六大学野球の早慶戦の応援をはじめとして、久しぶりに6月24日に大隈会館で第128回総会を開催いたしました。参集方式で開催が再開されるまでの間に西原春夫元総長をはじめ、多くの会員が御逝去されました。誠に残念でなりません。心より御冥福をお祈り申し上げます。 この秋に向けても、新型コロナウイルス感染症前のイベントを御案内できるようになりました。秋季大会をはじめ、秋の墓参会、早稲田大学出陣学徒の会・献花式、中野正剛先生・祥月命日墓参、秋の東京六大学早慶戦応援と恒例行事を再開いたします。早稲田大学においても10月22日に稲門祭が開催されます。多くのイベントにて、会員の皆さまの交流、懇親が進められることを大変楽しみにしております。 初秋に向かいますが、まだまだ残暑も厳しく、熱中症対応や、新型コロナウイルス感染症、季節性インフルエンザ等も油断できません。くれぐれも体調管理等どうぞご自愛ください。皆さまと秋季大会や秋の恒例行事でお目にかかれますことを楽しみにし、冒頭の御挨拶といたします。 会長代行 髙原 孝
(ご参考までに令和5年4月3日に校友宛に配信されたメールを抜粋掲載します。)
2023 年4月3日(月)以降の校友会・稲門会活動につきまして(3月28 日更新) 平素より早稲田大学ならびに早稲田大学校友会の活動に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、新型コロナウイルス(covid-19)の感染状況において、国内の近況や学内の制限緩和を踏まえ、校友会・稲門会活動においても、現在の条件を緩和し、本年4月3日(月)以降は、現役学生や大学関係者を含めた飲食を伴う会合や懇親会の形態として、立食形式も実施可といたします。また、マスクの着用(校歌等の斉唱時も含む)についても個人の判断に委ねることを基本とします。ただし、イベントの内容によっては適宜、マスクの着用を推奨してください。実施にあたりましては国や各自治体からの指針とともに、会場や飲食店が定めた感染予防ルール等を遵守いただき、体調管理・手洗い・手指消毒などの基本的な感染予防対策の徹底をお願いいたします。体調等に不安がある場合は決して無理をなさらないようにし、参加を強制すること等の無いようにしてください。※大学から通知されている以下の内容を遵守くださいますようお願いいたします。
<大学からの通知>【イベント開催にあたっての条件・留意点】 ●本学の箇所または本学教職員が主催するイベントおよび、本学を会場とする本学以外の団体等が主催するイベントを屋内で実施する場合、以下の感染対策を徹底することを条件に、実施会場の収容定員までの入場を認める。 ①体調管理、手洗い・手指消毒などの基本的な感染予防対策を徹底すること。②マスクの着用については個人の判断に委ねることを基本とするが、イベントの内容によっては、適宜マスクの着用を推奨すること。 ●会食は、以下の感染対策を遵守することにより可能とする。 ①マスクの着用については個人の判断に委ねることを基本とするが、飲食しながら大声で話すなどの行動は慎むこと。②手指の消毒を徹底すること。③会場や飲食店が定めた感染予防ルールに従うこと。なお今後、感染状況の悪化などの変化が生じた場合には、上記方針を変更する可能性がありますことを予めご承知おきください。その際には校友会ホームページ等であらためてお知らせいたします。校友の皆様におかれましては、引き続きの感染対策と体調管理にお努めいただきながら、校友会・稲門会活動をお楽しみいただければと存じます。 引き続きご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。 2023年3月28日 早稲田大学総長室校友課/校友会事務局 TEL.03-3202-8040、FAX.03-3202-8129 Mail:tomonkai@list.waseda.jp
~~早稲田大学春秋会2024年新春の集いご案内~
下記の通り2024年新春の集いを開催致しますのでご通知致します。 皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日 時 : 令和6年1月20日(土)(受付 開始14時45分・15時開宴) 場 所 : 早稲田大学 大隈会館 201・202号室 講 師 : 寺沢和洋先生 演 題 :「宇宙放射線とメディアリテラシー」
プロフィール・1995年早稲田大学 理工学部応用物理学科卒業。2000年同大学大学院 理工学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。現在は慶應義塾大学・医学部・ 物理学教室・助教、宇宙航空研究開発機構・客員研究員、量子科学技術研究開発機構・共同利用研究員、高エネルギー加速器研究機構 共同研究研究員等を兼務。専門は、放射線物理、放射線検出器の開発全般。主な研究歴は、素粒子・原子核物理・宇宙物理実験用液体希ガス検出器の開発、スペース・シャトル、ミール・ステーション、国際宇宙ステーションにおける宇宙放射線被曝測定と新型検出器の開発。一般向け講演・多数。
形 式 : 講演会は着席、懇親会は立食形式になります 会 費 : 5,000円
※ なお会場定員に達し次第、ご参加を締め切る場合がございます。 ※ また当日体調が思わしくない方、37度5分以上の発熱のある方、早稲田大学の校友宛の方針を守っていただけない方は、参加をお断りする場合がございます。体調については、ご本人様、ご家族様と相談の上、ご無理いただきませんようお願い申し上げます。
また、当日は2024年新春の集いに先立ち、14時半より「紺碧の空」碑献歌式を行います。お時間のご都合のつく方は大隈会館前「紺碧の空」碑前にお集まり下さい。なお、2024年新春の集い出欠については同封の返信ハガキにて開催10日前の令和6年1月10日(水)必着でお願いいたします。 本件に関するお問い合わせは春秋会事務局までお願い申し上げます。 事務局:TEL・03-6906-8093 :メールoishi-kaikei@voice.ocn.ne.jp(以下記載略)
~第129回秋季大会・開催報告~
令和5年10月7日(土)、今夏は記録的な長期猛暑を経験し、その残暑がまだ続く中、4年振りにて「129回秋季大会」が開催された。 午後2時30分、初秋の快晴に恵まれ、未だに蒸し暑さが残るものの幾分か秋の訪れを感じつつ、大隈会館前の庭園に向かって建つ「紺碧の空」歌碑周辺に会員有志十数名が参集し、同歌を元気良く歌い上げ、無事に献花式を終了した。 秋季大会は、午後3時より大隈会館の201・202号室にて開催され、その内容を以下に記す。 「第一部」: 講演会 15:00~ 司会: 諸江昭雄 幹事長 会長挨拶: 海老沢勝二 会長 極めて厳しい国際情勢の中、今自身は90歳となるが、100歳まで生きるつもりで皆さんと共に汗を掻き、平和を願って頑張りたい!
講師: 鎌田薫 名誉顧問(前総長) 演題: 国立公文書館について 概要: 現在演題の館長をお勤めされている鎌田先生から、同館の概要をお話された。 要点は以下の通り。 同館は、明治から現代に至る歴史公文書を約170万冊保管しており、現在でも毎年2~3万冊を逐次保管継続をしている。今後は、世界の他国と比べ如何にして効率的な公文書の活用を進めて行くか「公文書の意義」等につき検討を続けているが、新しい制度は無い。歴史的には、役所毎に文書管理をしてきたが、太平洋戦争にて混乱し、最後に文書を燃やしてしまった。 その後、国民共有のものである公文書の永久保存のため「公文書管理法」を制定、これは民主主義の根本である。 今後も最新鋭な電子記録媒体等の活用を含め、様々な課題を解決してゆかねばならない!
「第二部」: 懇親会 16:00~ 司会: 齋藤徹也 副事務局長 挨拶: 高原孝 会長代行 新入会員: 尾崎充(自己紹介) 乾杯: 鈴木敏雄 当会最長老であり、故西原春夫元総長と同期生の鈴木さんから元気の良いご発声に誘われ、参加者全員が一斉に乾杯!、和やかな会が始まる。 司会の齋藤さんに促され、ショートスピーチが次々と始まり、校友会、稲門祭等の話題が楽しく報じられた。 特に今回は、「紺碧の空」作曲者小関祐而氏のご子息、正裕さんより稲門祭でのイベント予定が報じられた。 続いて野球、ラグビー、駅伝とスポーツの話が次々と飛び出したが、最後は石田副幹事長の厳かなる前口上と指揮にて、全員で確りと校歌を歌い上げ当会らしい締めくくりとなった。 「閉会の辞」は遠井信久さんにより行われ、久しぶりの秋季大会は無事に終了した。 以 上(文責: 片岡冬里) 参加者(敬称略あ順)青葉ひかる、甘利廣、安楽明郎、石田明人、石塚順子、 海老沢勝二、大石和礼、小野寺敏、尾崎充、片岡冬里、金成政道、鎌田薫、 菊地一郎、岸田正和、輿水敦、古関正裕、後藤臣彦、齋藤徹也、鈴木敏雄、 高田宜美、武田淳史、高原孝、田坂忠俊、田中克明、遠井信久、中川幹雄、 並木隆史、野中信男、信井文夫、馬場正彦、森本正博、諸江昭雄(以上32名)
~4年ぶりの2023秋の墓参会報告~
令和5年9月30日、コロナ禍により中断していた秋の墓参会が4年ぶりに開催された。春の墓参会が今春、再開されており、これで春秋2回の従来通りに戻った。今夏の暑さも和らぎ、曇りながらも墓参日和。午前10時、音羽の護国寺前に集合。まずは大隈先生の墓参。「早稲田大学」と刻まれた石造りの鳥居が守る大隈家の墓所。墓所内の落ち葉を掃き集め、雑草をとり、水で各墓の墓石を磨く。『従一位大勲位侯爵大隈重信墓』に榊を供え、清々しい気持ちで参拝。石田明人副幹事長のリードで「都の西北」を3番まで斉唱。 それから護国寺を後にして、徒歩10分程度で雑司ヶ谷霊園へ到着。最初に、応援歌「紺碧の空」の作詞者、住治男先生が眠る『住氏之墓』を墓参。ペットボトルの水で墓石を清め、花を供え、墓参者各々が線香を供えてお参り。27歳で夭折された先生を忍ぶ。 次に、日本における野球の発展に貢献し「日本野球の父」と呼ばれ、早大野球部創設者である安部磯雄先生の『安部磯雄之墓』へ。先ほどと同じ手順を繰り返し参拝。私の在学中には、グランド坂を隔てて「安部球場」が西早稲田のキャンパスにあった。今は、東伏見に「安部磯雄記念野球場」として移転し野球部が猛練習している。 最後は、早稲田大学校歌の作曲者、東儀鉄笛先生の墓へ。墓石には『鐵笛東儀委治之墓』と刻まれる。3回目の同じ手順を繰り返し参拝。これで、本日予定の対象者4先生の墓参が終わり一同ほっと安堵する。それから門前近くの蕎麦屋「弁慶」で精進落とし、昼呑みの食事でなごやかにほどよくほろ酔いで本日の墓参は無事終了。午後2時散会した。 帰り途、霊園事務所に立ち寄り霊園案内図を受領。葬られている著名人の墓の位置が記載されている。今回の墓参の途中でも安部先生の隣は「羽仁五郎」さん、向かい側には「小泉八雲」さん、さらに出口付近には「東條英機」さんの墓があったことを再確認できた。以 上。(石澤一郎記) 参加者(敬称略あ順)石澤一郎、石田明人、大石和礼、小野沢純一、小野寺敏、金成政道、高原 孝、田中克明、南雲靖夫、諸江昭雄(以上10名)
~早稲田大学出陣学徒の会・献花式~
10月22日、快晴の日曜日、明治15年(1882)東京専門学校(後の早稲田大学)の開校記念日(創立記念日)に校友会主催の祭典「2023稲門祭」と年次ごとの卒業生を招いた「ホームカミングデー式典」が催行された。 春秋会では数年前から大学と早稲田大学出陣学徒の会に協力し、当日朝9時すぎから大隈庭園内で行われる「平和祈念碑献花式」に会員の参列をお願いしている。本年は祈念碑を建立した春秋会名誉顧問・西原春夫元総長が早春に逝去し慰霊の柱が脆くなるかと心配したが、多くの春秋会員が参列しほっとしている。 本年は出陣学徒は一人も参加せず、時の流れを痛感したが、先の大戦に斃れた早稲田大学学生・教職員4443名(1990年大学創立100年現在調査による)の慰霊と鎮魂のために献花をした。因みに慶應義塾の戦没者(2007年調査による)は2223名、早稲田出身者の半分である。大隈庭園の献花式が終わり午後2時、片岡冬里君、小野沢純一君と3人で国立競技場千駄ヶ谷門「出陣学徒壮行の地」碑前追悼会]に参列し、稲門祭に戻った。昭和18年10月秋雨降り頻る神宮外苑競技場を行進した先輩を思うと胸が痛む。 以 上(早稲田大学出陣学徒の会 諸江昭雄記)
~中野正剛先生・祥月命日墓参~
10月29日、曇天の日曜日、中野正剛先生の祥月命日は10月27日(金)であるが、コロ禍により叶わなかった墓参再開に当り、本年は29日の休日に墓参の案内をしたが、残念ながら10時集合には諸江一人の墓参となった。27日には当会の南丘喜八郎相談役が墓参を済ませており、墓地は綺麗に清掃され仏花も瑞々しく供されていた。側に桶と柄杓があったので水を汲みにゆき、中野家の墓と傍らに建立された福岡修猷館・早稲田大学の朋友緒方竹虎の墓碑銘にたっぷりと水を振る舞い一人「都の西北」を献じた。先生自裁の凡そ1年前、昭和17年(1942)11月10日に出征前の学生を集めた大隈講堂大演説会において「東条討つべし!」とかの有名な「天下一人を以て興る」檄を飛ばした。 「日本国は大海を漂っている。日和見は危険である。目覚めよ。天下一人を以て興れ。これが私の親愛なる同学諸君に切望するところである」。この演説に学生たちは起立して都の西北を合唱して応えた。後輩の我々は先生の強い意志を繋いでいるだろうか。 以 上(諸江昭雄記)
~秋季東京六大学野球・120周年早慶戦の応援~
秋季リーグ戦最終第1戦10月28日(土)、勝ち点を上げれば優勝が決まる早慶戦。午前10時いつものようにJR信濃町駅に集合する。神宮絵画館前を通り、今回は1塁側より我が応援団控え所へ。学生応援幹部にまず挨拶。石田明人副幹事長のお世話にて入場券、応援用具を受領後、学生応援席最前列に案内された。11時より応援練習開始。グリークラブ25名により応援歌「紺碧の空」斉唱。チアリーダーの素晴らしい演舞、早慶学生OB一同による「早慶賛歌」校旗入場、校歌、エール交換と時間が過ぎる。今回は応援用具も紙で出来てる早稲田の角帽を着帽して応援。学生時代が蘇る。 午後1時先攻慶應大学外丸投手(2年・前橋育英)、後攻早稲田大学加藤孝太郎投手(4年・下妻一高)試合開始。1回から4回まで単打もあるも無得点が続く。5回裏早稲田攻撃1死後1・3塁チャンス後センター前ヒットにて1点を先取。応援席「紺碧の空」肩組みあいながら大合唱。7回、8回も両軍単打も出るも無得点。最終回9回表慶応の攻撃が始まる。レフト前ヒット後送りバントにて1死2塁、デッドボールにて走者1・2塁後バント。これを投球が1塁ベース後方に転がる間に1点を失う。 1死2・3塁となりその後レフト前ヒットにて2点目を失い2対1と逆転される。慶応側応援席大いに元気づく。いよいよ早稲田9回裏無死レフト前ヒット、またレフト前ヒット、四球と無死満塁、最高のチャンスが訪れる。ライト前ヒットにてまず1点、2対2同点だ。学生応援席、内外野応援席大いに盛り上がる。そこでチャンスに強いピンチヒッター小澤周平(2年・高崎健康福祉高)登場。無死満塁ライト前ヒットとなり逆転に成功する。よくぞ声援に応えてくれた。万歳、万歳、歓喜の声。応援席はしばらく拍手拍手で鳴りやまず。校歌斉唱が始まり最前列のチアリーダー達も涙を流しながら歌う。我々OBも感激。エール交換後早稲田が勝利したときに歌う「早稲田の栄光」を歌い最後に応援部主将が勝利したときに舞う演舞を見ながら明日2回戦勝利し優勝することを祈念して球場を去る。(高原 孝記) 参加者(あ順敬称略)石田明人、小野寺敏、金成政道、高原 孝、諸江昭雄、守屋 孝、雄弁会OB友人5名
~第130回総会は開催方向で検討いたします~
2024新春の集いについてはご案内のとおりです。なお、第130回総会の開催については、開催方向で検討を重ねて参ります。同年5月以降に開催についてご案内いたしますが、情勢によっては、通常の春秋会だよりの発行の時期とは異なるお知らせになる可能性があることにつきご了承ください。本件に関するお問い合わせは春秋会事務局までお願い申し上げます。
~以下の恒例行事中止報告~
関東大学ラグビー・早慶戦応援はチケットの入手方法が変更になったことから中止しました。また、新春の箱根駅伝応援は中止いたします。
~2024春の墓参会のご案内~
恒例の春の墓参会は護国寺の大隈先生、谷中霊園の小野梓先生、善性寺の石橋湛山先生です。今後の情勢にもよりますが、現在のところ催行する予定です。 日 時: 令和6年3月30日(土)午前10時 集 合:音羽護国寺前の交番脇 会 費:1000円(花代、線香代、電池、交通費)昼食は各自ご負担でお願いします。
~令和5年度分会費納入者(9/1~12/31)~
前号の136号発行以降に年会費をお振込下さった方は次のとおりです。 (あ順敬称略)青葉ひかる、安楽明郎、梅原俊治、尾崎 充、笠間 裕、 片山留偉、加藤善髙、加藤暢之、後藤臣彦、小林聖子、小針侑起、 笹田 裕、田坂忠俊、田中寿三郎、遠井信久、中島ヨシ子、成瀬晴代、 原田種久、廣本 敦、松本賢悟、横山重文
~御冥福をお祈り申し上げます~
前号の136号発行以降に御逝去された方は次のとおりです。 (あ順敬称略)太田 利雄
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