残暑はまだ続きそうです。それでも、たまには涼しい朝もあり、リスもお尻に火がついたように、あわててクルミを埋めたりしています。
写真は、まだ子どもらしいリスが、冬にそなえてクルミなどを埋める秋の活動(秋活?)をしているところですが、世間知らずで平気で人間の近くに来てしまうほどでした。



ところで、夜明けが遅くなってきたこともあり、朝のコーヒータイムが少し薄暗く感じます。そして、朝刊の活字がよく見えないような気もします。気がするだけでなく、テレビの文字も見えにくい。視力が落ちていることはまちがいなさそうです。
眼科医に相談すると、白内障が進んでいるのだろうとにべもない。1月に運転免許証の更新があるので、来月高齢者講習の予約をとったところです。それまでにはなんとかしなければと、馴染みの眼鏡屋さんに行って、眼鏡を作り替えることにしました。
なんと、近視が進んだのではなく、少し改善したので見えにくいのだというのです。まあ、それも老化のせいなのでしょうが。
で、今日新しい眼鏡ができあがりました。期待通りとてもよく見えます。どうだ、口の悪い眼科医先生?
眼鏡店の店主は、たぶん2代目以上の若い人(私たちよりは)ですが、技術はしっかりしています。そして世間話をしながら、急がずに検査をし、フレームやレンズを決めていきます。道路の拡張で店が狭まってしまったのですが、以前は古い酒田の店によくあるように、お茶コーナーもありました。客の趣味などをよく覚えていて、ぼくの場合は、乗馬とカメラに話を振ってくれます。どこかにしっかりメモしてあるのでしょうね。
新しい客が来ると、決して待たせず、逆に前からの客を少し待たせるようにして話を聞き、すぐにできることはそこで済ませ、時間がかかることは少しだけ手をつけてから、先客への対応にもどります。これは誰をもイライラさせない方法だなあと感じます。客同士も会釈などして、親しみを感じることもあるし。
もちろんこちらが急いでいる場合は問題ですが、普段からのんびりしたリズムを作っているので、許せる気になるのでしょう。落語の床屋さんなんかもきっとこういう接客なんだろうと思います。
しかし、今や眼鏡は大量生産の割安店がはやる時代。この店もおおいに繁盛とはいかないのでしょう。けれども好感がもてるさわやかな雰囲気は捨てがたく、ひいきにしたい店です。