那須で、登山客が悪天候で低体温症になり、4人死亡した事故がありました。低体温症による死、つまり凍死です。
私たちは、退職直前の秋、やはり美しい紅葉が見たくて、那須に行ったことがあります。しかし、予報に反して天候が回復せず、立っていられないほどの風が吹き下ろしてきて、このまま登ればただではすまないと思って断念しました。以後、この決断を後悔しないことに決めています。山では根拠のない楽観は命に関わると、改めて思い知らされました。さらに、山でのマナーである挨拶を交わすことは、最近は憮然として無視する人も多いのですが、悪天候や事故など、いざというときに、見知らぬ人同士が協力して事に当たらなければならないときの保険のようなものだと気がついた経験でもあります。声をかけ合うことが、仲間意識のような親近感を芽生えさせるという意味で。
さて、きのう10月8日、久しぶりに晴れ、鳥海山も見えました。すると、頂上にうっすらと雪が積もっているのが見えました。
酒田市からも、初冠雪として公式に発表されました。
鳥海山初冠雪
先日、森にとなり合った県立高校のテニスコートのフェンスに、托卵鳥であるカッコウかホトトギスかツツドリのいずれかであろう鳥がとまっていたのですが、昨日、同じ場所にとまっていたのがこの鳥です。
見比べると、先日の鳥とは別の個体のようです。そして、これはやはり托卵鳥のジュウイチらしいのです。そして細部を見比べると、先日の鳥はこの鳥とは別の個体ではあっても、どうやら同じ種類らしいのです。つまり、どちらもジュウイチということです。
それにしても、昨日の鳥のやんちゃな顔つき、というか目つき。中学生にいるんですよ、こんなキャラクターが。
喧嘩上等……ジュウイチ
また、この近くのクルミの木で、クルミをかじっていたリスは、時々会う気弱そうな、痩せた子です。雌なのかなあ。
県立高校の名が光陵高校なので、ヒカリちゃん、略してピカちゃんと読んでいます。いえ、東京電力のキャラクターとは違いますよ。
ピカちゃん