散歩を始めると、時々出会うリス(たぶん、このエリアには2~3匹の兄弟か親子のリスがいます。)の1匹がせっせとクルミを埋める作業をしていました。
クルミの木に登っては実をもぎとって果肉をかじり落とし、降りてきて場所を物色して埋める。これを繰り返すのですが、いかんせん、ヒト科ヒト属の我々から見ると、齧歯目のリスは無駄な動きが多すぎて、撮影がなかなか難しいのです。
ふと、リスが動くのをやめて、なにかガサガサしたようなものを抱え込んでいます。時々巣材として枯れ葉や枯草をくわえて巣に運び込むので、これも巣材集めかと思って、とりあえず手動で連写しました。
帰ってパソコン画面で見ると、巣材ではなくて、キノコを掘り取っていたようです。
昔見たディズニー映画の「ペリ」でも、リスがキノコを食べる場面がありました。リスは毒キノコも平気だと、その映画では言っていました。なるほど。
おいしそうなキノコ見つけた!
うれしくて笑っちゃうよ!
ペッペ、なんだこりゃ、にがいぞ!
「にがいぞ!」は、勝手な想像です。一瞬目をつぶったらしいのですが、なぜかはわかりません。むふうのまばたきではなさそうですが。
Eテレのある番組で、ニホンジカとニホンリスは、猛毒のベニテングダケが大好物だと言っていました。毒に当たらない理由はよくわからないけれど、シカは反芻するので消化に時間がかかること、リスは頬袋があるので、やはりすぐに胃に入らないからではないかと考えられるそうです。
でも、シマリス(飼ったこともある)には大きな頬袋があるけど、ニホンリスにもあるのかなあ? 大きなクルミや巣材の枯れ草をどっさりくわえるのは知ってるけど、頬袋があるようには見えない。
ただし、リスがまるごとのキノコを終わりまで食べる姿は見たことがありません。少しかじるだけというところに、謎を解くカギがあるのかも。