前線を伴う低気圧が北海道からオホーツク海に抜けて急発達。低気圧から延びた寒冷前線が通過した後、むしろ風が強まり、山形県庄内地方には防風警報が出ています。
天気は、晴れたり曇ったりの時雨模様、強い潮の香りがしています。
先日、ほぼ冬毛への衣替えを済ませた気の早いリスがいました。ほらこの通り。
前足が赤いのは、そこだけ夏毛が残っているからで、他は灰色の冬毛です。
この撮影が11月5日。それより3日前の2日にこんな写真を撮っていました。
たぶん5日と同じリスだということは、左の頬に太くて白いヒゲが1本だけあることでわかります。時々紹介する白ヒゲの爺さんとは別人です。そしてこの時は、顔もまだ夏毛で赤黒く見えます。まるでトトロの着ぐるみを着ているように見えます。耳の先の毛が長いからでしょうか?たった3日で毛変わりがこれほど早く進むものなのですね。
それにしてもこの特徴、見覚えがある気がする。1本だけ長い白ヒゲが特徴です。古いアルバムを調べると……いました!
荒れた草原を通って100m以上は離れたところにあるコナラの木から私たちを笑顔で見下ろしていたあのリスです。これは20年10月16日、まだ夏毛です。
今回はデータが出てこなかったのですが、同じ年の11月に冬毛に変わった同じリスの写真もありました。
リスの寿命がどれほどかわかりませんが、個体が識別できるリスとして、何年後まで会えるものか、興味がわいてきました。
確認はできませんが、きっと雄なのでしょう。研究者によると、リスは雄の方が行動エリアが広く、他のリスト重複してもきにしないらしいということです。そして、このリスは3年前に会った場所と今年見た場所とでは、かなり離れていましたから。
白いヒゲは多数派ではないのですが、あれば識別に便利です。全部か一部か、どちら側か、長いか短いかなどがわかれば、観察には便利でしょうね。