巨大な拡声器でメッセージを伝える某宗教団体が掲げるプラカードの「目覚めよ!」という言葉。
言われなくとも目覚めなければなあ!と思う今日この頃。
元日の午後、テレビから緊急地震速報。震源が「能登」だったので「またか」と思ってしまったが、2度目は机上のケータイからも例の「ブイブイ!」という警告音。揺れ始めると、2011年の東日本大震災と同じような揺れ方。地質の関係なのか、ゆっくりと円を描くような揺れ方です。能登震度7。津波警報、山形県も注意報。それが警報に変わりました。
住居は、ハザードマップで見る限り、比較的安全な地域ではあるのですが、念のため、近くの高台の中学校に車で避難しました。体育館や武道館は暖房がなさそうなので、車中に待機。指定避難所は隣の小学校なのですが、ここの駐車にも次々に車が規定ました。介護現場からのマイクロバスも数台。
車のナビが自動的にNHKテレビに切り替わっていたので、そのまま情報を得ていました。
しかし、1時間も経過すると、さすがに体が冷えてきました。到達した津波も大きくなりそうにないな、と判断して一時帰宅しました。実はそのころに最大の津波80㎝が到達していたのですが。
その晩は、警戒は解かないまま、自宅待機することにして一夜を過ごしました。
今になって行政は「避難所の問題点、特に途中で帰宅した人が多かったこと」を問題視しているようです。たしかにもしも大津波が来ていたらと思うと冷や汗が出ます。しかし、あの寒さはなんとかしないと命に関わります。
テレビ中継の画面からは見えなかった被害が、途方もなく大きかったことがわかってきました。原発も、実際には深刻な不具合が次々に起きていたらしい。しかSも動いた断層の真上です。
日本も世界も、人類も地球も、どこか見えないところで部品が抜けてしまったのか、深刻な危機に瀕しているように見えます。
イスラエルがガザに対してしていることも、結局将来のテロリストを生むことにしかならないのに。
本当になんてことだろうと、心が沈み込んでしまいます。
こんな時は森の妖精のような生き物に癒されるしかありません。
恋する季節
このリスは、雨が降るのに彼枝の先で笑顔を浮かべながら上空を見つめていました。どこかから「ミーミー」という声が聞こえてきます。雌のリスの特別な声、つまりラブコールです。冬は彼らの恋の季節です。
次のリスは1月11日の朝、車載温度計が氷点下2度という寒さの中で、切り株の上で朝食中でした。
氷点下2度で
雪はすっかり消えてしまいました。見た目には暖かそうな松葉をかき分けてクルミを探しています。
クルミはどこ?