早稲田大学春秋会だより・第140号
令和6年12月25日 早稲田大学春秋会事務局
会員の皆さま 2024年締め括りの御挨拶となります。 本年は1月20日に新春の集い、3月30日に春の墓参会、6月8日に総会、10月26日に秋季大会を開催することができました。東京六大学野球早慶戦の野球観戦も春と秋のリーグ戦に行い、早稲田大学野球部も春および秋リーグ優勝と素晴らしい成績でした。このように日常の活動が無事開催できましたことも会員の皆さまの御理解と支援があってのことと思います。あらためて御礼申し上げます。 多くの会員の皆さまとご一緒に活動する一方で、残念ながら本年も会員の訃報に接し、寂しい気持ちが募る日々でもありました。心より御冥福をお祈りいたします。 2025年の活動については、本年同様、日常のイベントを開催する方針です。また、各行事についても同様です。新春の集い、総会、秋季大会以外にも以前開催しておりましたミニ講演を含めた勉強会の再開を検討し、新入会員入会促進の機会にもして参りたいと思います。多くの会員の皆さまのご参加を楽しみにしております。 新入会員は会の活性化に欠かすことができないものであり、新入会員の入会を促進するために、既存の会員の皆さまの積極的なご紹介もお待ちしております。元気で活気のある春秋会の運営をしていきたいと存じます。 どうぞ穏やかな年末年始を過ごしていただき、良き2025年の新しい年をお迎え下さい。新年恒例のラグビーや箱根駅伝の応援と母校の活躍を楽しみにしつつ、寒さ厳しき折、どうぞ御家族の皆さまともども体調管理等御自愛ください。元気な姿で2025新春の集いにて皆さまと参集できることを願い、本年のご挨拶といたします。 会長代行 髙原 孝
~早稲田大学春秋会2025年新春の集いご案内~
下記の通り2025年新春の集いを開催致しますのでご通知致します。 皆様のご参加をお待ち申し上げます。 日 時: 令和7年2月8日(土)11時30分受付開始12時開宴 場 所: 高田牧舎 講 師: 玉木雄一郎 演 題: 未定 プロフィール・1969年香川県さぬき市生まれ。香川県立高松高校、東京大学法学部を卒業し、1994年4月に大蔵省に入省。大蔵省在籍中に1997年にハーバード大学ケネディスクール修了後、同年外務省中近東アフリカ局中近東第一課に出向。その後2005年8月に財務省を退官するまで、金融庁(証券取引等監視委員会)、大阪国税局(総務課長)、内閣府(行革大臣秘書専門官)、主計局主査を歴任する。2005年9月に衆議院議員総選挙(第44回)に香川2区より初出馬するも落選。2009年8月の衆議院議員総選挙(第45回)に香川2区より再挑戦し、初当選を果たす。以後、民主党副幹事長、政策調査会副会長、民進党幹事長代理を歴任。2018年5月に国民民主党を結成し、共同代表、同年9月に代表に就任。2020年2月に分党を経て、新国民民主党を結成し、代表に就任。現在衆議院議員6期目。著書に「令和ニッポン改造論」(毎日新聞出版)#日本ヤバイ 国家危機32の論点(文芸春秋BOOKS) 会 費 : 5,000円 ※ なお会場定員に達し次第、ご参加を締め切る場合がございます。 ※ また当日体調が思わしくない方、37度5分以上の発熱のある方は、参加をお断りする場合がございます。体調については、ご本人様、ご家族様と相談の上、ご無理いただきませんようお願い申し上げます。 また、当日は2025年新春の集いに先立ち、11時15分より「紺碧の空」碑献歌式を行います。 お時間のご都合つく方は大隈会館前「紺碧の空」碑前にお集まり下さい。なお、2025年新春の集い出欠については同封の返信ハガキにて開催10日前の令和7年1月29日(水)必着でお願いいたします。
本件に関するお問い合わせは春秋会事務局までお願い申し上げます。
事務局:TEL・03-6906-8093 メールoishi-kaikei@voice.ocn.ne.jp(以下記載略)
~第131回秋季大会・開催報告~
令和6年10月26日(土)午前11時15分、生憎の曇り空ではあるが、先週末に開催された賑やかな稲門祭の余韻を漂わせた有志8名が、「紺碧の空」歌碑の前に法被姿にて集い、我らの誇り!淀み無く!戦う後輩(学生)を力強く応援する!この歌を元気良く歌い上げて伝統の「献歌式」を無事に終了した。 今回の会場は洋風レストランの高田牧舎、11:30の受付開始から学生時代より親しみのあるこの場所に気楽な気持ちで集まり始め、定刻の12:00までに20名が参集し、下記の通り秋季大会が開催された。 【懇親会第一部】12:00 ~ 12:25 [司会]諸江昭雄(幹事長) (1) 会長挨拶: 海老沢勝二
自身は、90歳となった今、人と人との付き合いを大事に考えている。今後も、この日本の将来を確りと語り合おうではないか!久しぶりにてお元気な姿を拝見し、力強いご発言に一同大変心強く感動を憶える。 (2) 稲門祭実施報告: 石塚順子(稲門祭企画広報本部長) 先週末の日曜日、10月20日に開催された稲門祭の概要が報告された。コロナ禍にてこの3年間空白後、昨年は飲酒の出来ない祭であったが、今回は無事に曾ての賑わいを再現できた。石塚本部長のご苦労、反省点などを伺いつつ、心より敬意を表したい。 【懇親会第二部】12:30 ~ 14:10 [司会]齋藤徹也(副事務局長) (1) 乾杯: 中川幹雄 最近フィリピンツァーに行かれた年長の中川先輩の音頭により、全員で元気良く乾杯! 酒宴の開始。会員相互のゆったりとして、かつ和やかな歓談が始まり、〈講演〉は無くとも心豊かな稲門祭直後の秋の会が始まる。 (2) 発言1: 諸江昭雄 昭和20年8月終戦、この直前に特攻隊最後の出撃あり、鹿児島の知覧より南海へ飛び出て見事に散った近親者(叔父)の生きざまを切々と語りかけ、本人を含む参加者全員の感涙を誘う! (3) 発言2: 南丘喜八郎 明日(10/27)は、安政6年に亡くなった吉田松陰先生の命日であり、また昭和18年に亡くなった中野正剛先生の命日でもある。中野先生命日の6日前には、神宮外苑にて出陣学徒壮行会が雨の中で行われ、多くの学生が命をかけて戦場へと散って行った! 皆、国の存立の一大危機に、命をかけての生きざまではあるが、その非運には涙が止まらない!戦後には、マッカーサーと戦った石橋湛山が思い切り頑張ったが、今の石破内閣は、「日米非対称!」の言は良し!が、米に潰されぬか!? 【校歌斉唱】14:10 ~ [指揮]石田明人(副幹事長) 早稲田創立の歴史を確りと、心底より語りかけ、自身の存立を奮い起たせる見事な《前口上》に誘われ、全員が思い切り元気良く3番全てを歌い上げた! 【閉会の辞】~14:30 高原孝(会長代行) 盛況であった本会を締めくくり、今後の予定などを含め、御礼の辞を述べられた。 (以上 片岡冬里記)
(出席者敬称略あ順)荒俣大、安藤良男、石田明人、石塚順子、海老沢勝二、大石和礼、片岡冬里、勝山宏則、金成政道、輿水敦、齋藤徹也、末谷芳朗、高田宜美、高原孝、武田淳史、田坂忠俊、中川幹雄、南雲靖夫、南丘喜八郎、諸江昭雄(以上20名)
~2024秋の墓参会報告~
残念ながら開催予定日前日の天気予報により中止といたしました。
~早稲田大学出陣学徒の会・献花式~
10月20日、校友会主催の祭典「2024稲門祭」と大学主催の「ホームカミングデー」が早稲田のキャンパスで催行されたが春秋会では大学と早稲田大学出陣学徒の会に協力し毎年、大熊庭園と大隈講堂の間に建立された「平和祈念碑」献花式に会員の出席をお願いしている。この記念碑は春秋会名誉顧問であった故西原春夫元総長が1990年に建立したもので、私は故伊藤哲子先輩の退会のあと引き継いで入会したからかれこれ10年くらいになる。碑文にはこう書かれている:「征く人の ゆき果てし校庭に音絶えて 木の葉舞うなり 黄に輝きて」ー1944年秋詠む 宇都宮滿枝(旧姓・堂園)。今更解説の必要もあるまいが。昭和18年10月21日、記録映像に残された明治神宮外苑競技場において雨中の出陣学塗壮行が行われ、学徒は学業半ばにして繰り上げ卒業となり次々と戦地に出征し多くは当に「草蒸す屍、水漬く屍」となり二度と学園に戻る ことは叶わなかった。今年も白井元総長・鎌田前総長と共に護国寺の学祖大隈重信の墓参を済ませた田中総長以下大隈家当主並びに関係者がホームカミング式典の開始前に献花し戦陣に斃れた先輩に手を合わせた。 参加者 (早稲田大学出陣学徒の会会員) 石田明人、片岡冬里、南雲靖夫 他に多くの春秋会会員に列席していただき感謝する。 (諸江昭雄記)
~中野正剛先生・祥月命日墓参~
10月27日、中野正剛先生の祥月命日墓参会は晴天に恵まれ東京多磨霊園の一角12区1種1側2番に四人の有志が集まり手を合わせることができた。コロナ禍の間は有志が打ち揃っての墓参もままならなかったが、やっと墓参ができたことを喜びたいと思う。言うまでもなく中野正剛先生は、激動の昭和時代に身を挺して議会活動に粉身した稲門出身の政治家である。大戦の戦局が危うく変わる中、1942年(昭和17年)11月10日午後3時から2時間半にわたって大隈大講堂で行われた中野正剛先生の講演の演題は「天下一人を以て興る」。当日講堂を埋め尽くした3千人を超える学生たちは先生の言葉を一言漏らさずに聞いたという。「目覚めよ、天下一人を以て興れ。これが私の親愛なる同学諸君に切望するところである」これに対し学生たちは起立して都の西北を合唱して応えた。当時の三年生は翌年出陣学徒として徴兵され入営、二年生以下も繰り上げ卒業となりその多くは戦場で命を落とした。この演説から凡そ1年後1943年(昭和18年)10月21日、早稲田大学創立記念日にあたるこの日、中野正剛先生は東條英機内閣倒閣運動の容疑で警視庁に連行され、一旦は証拠不十分で桜田門から釈放されるが門前で再度東京憲兵隊に拉致されて自宅軟禁された。10月27日午前零時、憲兵2名が隣室で見張る中自栽された。命を賭して難題に立ち向う中野正剛のような政治家を生んだ早稲田大学、戦後もGHQの難癖に抵抗した石橋湛山先生を生んだ早稲田大学、その影が薄れてゆくのは残念でならない。 (諸江昭雄記) 参加者(敬称略あ順)金成政道、鈴木康之、南丘喜八郎、諸江昭雄
~秋季東京六大学野球・早慶戦の応援~
青学大を倒して日本一に!!
春秋連覇がかかった華の早慶戦。1勝すれば優勝。勝ち点を挙げれば2季連続の完全優勝だった。例年通り午前10時、信濃町駅に集まり神宮球場へ。内野一般席応援席に陣取った。第一日目は1-9と完敗。第二日目は1-2と惜敗。早稲田は2試合でわずか2得点。「1勝もできない」早慶戦だった。肝心な時に無念の連敗をした。結果、早稲田と明治が8勝3敗2分け、勝ち点4で並んだ。 主将・印出太一は早慶戦を「2日間ありながら優勝を決められなかった。そしてスタンドに来て頂いた学生、OBの方、早稲田ファンにみっともない試合をみせてしまった」と言い放った。 中一日おいて明治との優勝決定戦となった。エース伊藤樹が明治を4-0完封し、まさかの3連敗は回避、9年ぶりとなるリーグ戦連覇を達成した。 早実中等部大応援団の元気な声援は聴いていて見ていて清々しいものだった。一緒に唄える応援歌「紺碧の空」があるというのも嬉しかった。試合が終わり、ぞろぞろと入場口まで進んで、諸江さん、高田さん、小野寺さんと合流した。小野寺さんが鯛焼きをたくさん買い込んできてくれた。甘くてあったかくて美味かった。春は渋谷まで歩いて祝勝会をやったが、今回は喉が渇きすぎて信濃町の居酒屋さんで残念会をした。今季の早稲田実力から誰もが第二日目の勝利を疑うものは少なかったはずだ。それがどうだろう。勝負は最後までわからないものだ。 (金成政道記)
参加者(敬称略・順不同)諸江昭雄、高田宜美、高原孝、興水敦、石田明人、小野寺敏、森本正博、金成政道、以上8名
~第132回総会は開催方針にて次号でご案内します~
第132回総会の開催については、開催方針で次号にてご案内いたします。同年5月以降に開催のご案内を予定しております。方針によっては、通常の春秋会だよりの発行の時期とは異なるお知らせになる可能性があることにつきご了承ください。本件に関するお問い合わせは春秋会事務局までお願い申し上げます。
~以下の恒例行事中止報告~
新春の箱根駅伝応援は中止いたします。
~2025春の墓参会のご案内~
今回の春の墓参会は、前回中止になった染井霊園です。午前の部は護国寺の大隈重信先生。午後の部は染井霊園へ初代学長・第3代総長の高田早苗先生、第2代総長・第4代学長の塩澤昌貞先生、第3代学長の平沼淑郎先生、大隈講堂設計者の佐藤功一先生です。 日 時: 令和7年3月29日(土)午前10時 集 合:音羽護国寺前の交番脇 会 費:1000円(線香代、交通費等)昼食は各自ご負担でお願いします。
~新入会員のご紹介です~
前号の139号発行以降、次の方が入会されました。 (敬称略あ順)末谷芳朗
~寄付をいただきました~
(敬称略あ順)海老沢勝二、野中信男 なお、野中信男様には令和5年の秋季大会にて御寄付を頂戴いたしました。速やかに春秋会だ よりに掲載すべきところ本号となりましたこと、事務局よりお詫び申し上げます。
~令和6年度分会費納入者(9/1~12/31)~
前号の139号発行以降に年会費をお振込下さった方は次のとおりです。 (敬称略あ順)石塚順子、梅原俊治、片山留偉、小林聖子、笹田 裕、野中信男、原田種久、廣本 敦、平野啓子、宮沢昭四郎
~御冥福をお祈り申し上げます~
前号の139号発行以降に御逝去された方は次のとおりです。 (あ順敬称略)並木 隆史
|